戦場で個性が剥奪された兵士たちが死んでいくのとは異なりあくまでユーリ・ベリャーエフ個人の物語として終わるのが素晴らしい。「生きてみると良い、死ぬのは簡単だ」。
冒頭で顔のみが照らされる際から死…
傑作。市街と空襲を受ける激戦地の俯瞰が、巧妙なフレーミングによってほとんど同じように撮られている。後景を通過していくモブと倒れ込む兵士は並置され、「戦争」を日常生活の延長線上に出現させてしまう手腕は…
>>続きを読む本物志向すぎる画面がとてつもない…
こんなに広い画面で捉えられた映画における戦場も他にあまりないのでは…
上空からの銃撃の迫力…
戦闘シーン以外も素晴らしい。任務の合間に不意に訪れる待機中の時間の…
噂に違わぬ傑作でした。まさにレンフィルムって感じの画面。邦題がアレだがイメフォとかでかかってもおかしくない。ロシア映画伝統のめちゃくちゃに動くカメラと湿度。ぬかるんだ地面やカビの生えた家の壁など画面…
>>続きを読むレニングラード包囲戦の初期のエピソード。ドイツ軍の猛攻に反撃しようにも、銃はあれど火薬がない。下級役人の主人公は突然呼び出され、火薬を運んでくるよう命じられる。実話ベースのストーリーらしい。
タイト…
冒頭の一般市民である主人公が火薬に携わる仕事をしていたというだけで火薬を街に届ける任務の責任者にされていく過程を通して日常から非日常の戦争へと入り込んでいく語り口だったり、何もない街並みに突然敵軍の…
>>続きを読むソ連の戦争映画で隠れ名作。
邦題が当たらずも遠からずで、レニングラードが包囲されて、物質的な困窮がはじまってる(ラストのスライドによれば)21日目の話。
火薬を運ぶいち部隊の活躍を描いてる。
CGに…