喜怒哀楽が詰まってる。
さくらの見合いから紆余曲折、志村喬のスピーチに至るまで、観てる自分の感情の振れ幅が大きい。
騒々しいけど楽しい。厄介者だけど憎めない。
台詞聞いてると案外寅さんって学が…
寅さんって何も考えてない風来坊に見えて生きて行く上での核心を突いてくるところが好きでこの映画では寅さんが失恋したり妹のお見合いを破談させたりと迷惑をかけるんだけどなんだかんだみんな寅さんのことが好き…
>>続きを読む当時の資料として鑑賞。
「男気」、「いき」、「人情」
だけで一作品描き切っていることが凄い。
深いテーマや話がなくともちゃんと面白い作品になることにびっくりした。
これは自分が現代人だからだろう…
思ってた以上に寅さんがむちゃくちゃで「やべぇかも」と思いながら観た。
令和の時代から観るとだいぶ古い価値観が散見されるし、さくらから漂う男に対しての諦めみたいなものを感じとるたびに「もしかしてこれ…
トールキンの『行きて帰りし物語』→ジョーセフ・キャンベルの『英雄の旅』→それらを取り込んだスター・ウォーズ。これらによって物語の基本構造である貴種流離譚は世界中で広まったが、寅さんシリーズは貴種流離…
>>続きを読む○ストーリー・脚本・・・4/5
○キャラクター・演技・・・5/5
○カメラワーク・演出・衣装・・・3/5
○独創性・新しさ・・・3/5
○没入感・・・4/5
○BGM・音響・・・5/5
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役者の芝居に対する全幅の信頼。
展開に揚力はほとんどなく、寅さんのキャラクター造形と演じる渥美清の立ち回りだけで2時間もってて凄い。
口上を連ねる寅さんのビジュアル、台詞回し、フレーム内の劇中の観客…
映画はかなりの数を見ているのだが、ギネスにも載る日本を代表するシリーズである「男はつらいよ」は一本も観たことが無かった。
なのでどうせなら1作目をと思い今回視聴。
人気が出るのも理解できる純日本…
このレビューはネタバレを含みます
寅さんは、テレビ放送されているものをいくつかみたことはあったが、第一回を見たことはなく、初めて観た。
寅さんが若い!
さくらさんも若いし、キーパンチャーしてる、というあの時代では、ハイカラな職業だ…
松竹株式会社