一回じゃ理解できないほど難解すぎる。
物語が難しいというよりかは人間が難しい。
その行動が何を意味するのかとか仕草や言動にだいぶ注目しないとわからない。
けど多分わからないのは自分がまだ子供の立場だ…
感動するほど良いショットが驚くほど多くあったのと、カラグレのセンスがやはり良かった。ラストのクレーンショットが『羅生門』の逆バージョンみたいで、それが必要だったかどうかは別として面白い発想だとは思っ…
>>続きを読むお盆になり、久々に帰省することになった良多は、結婚したばかりだった。
医者の父と微妙な距離の良多は、渋々実家へと向う。
姉と母のどうでもいい会話、もう畳んだ小さな医院の診察室で資料を見返す父の背中
…
たわいもない会話から、この家族の事情や関係性が徐々に掴めてきて、想像できる楽しさがある。
建前でのやりとりや微妙な距離感が、なんともリアルで、家族の煩わしさと愛おしさを感じる。
それぞれの想いが上…
(C)2008「歩いても 歩いても」製作委員会