このレビューはネタバレを含みます
失意の末に狂い街を追われた莫連女に妹夫婦周辺の日常が乱される話。
「"欲望"という名の電車に乗って"墓地"に乗り換え」た女はあくまでも過去の幸せな記憶の内に生き、欲望や妄想で現在を埋めているわけだ…
これは高校の時に『波止場』と二本立てで観た作品でしたね。その後も何かでもう一度ぐらい観ているかな。
テネシー・ウィリアムズの戯曲を映画化したエリア・カザン監督1951年の作品だけど、ヴィヴィアン・…
欲望という名の電車
恥ずかしながら初見。
とてもよかった。
主人公のブランチの生き方に自分を重ねてしまって見ていて結構きついものがあった。
元が演劇らしい、狭い空間での会話劇が中心。
登…
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夫も暴力を振るう最悪な男だから全然いい奴ではないんだけど愛しているからこそ妻に真実を教えたという部分もあるのだろうと想像したので憎めない。書きながら思ったけどこの思考dv男にハマる女で草。映画の最後…
>>続きを読む家を失い妹の元へと身を寄せた未亡人の女性が破滅していく様を描いた悲劇。
有名な戯曲の映画化作品ですが、冒頭から「欲望という名の電車に乗って、墓場で乗り換え、極楽で降りるんだけど——」なんていう示唆に…
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【記録】
レビューを見てブランチに同情する人が多くて感動した。一緒に観た母もブランチが可哀想でならないと言っていたし、本当にみんなそうなんだ、と。優しい人たち。
自分としては、勝手に転がり込んでき…
主役のブランチの所作、表情の動き一つ一つが可愛くて本物のディズニープリンセスを見ているようだった。
と思えば数分に一度物損の起きる激しい展開に目が覚める。
1951年のアメリカってこんな感じだった…
Braintrust