残菊物語の作品情報・感想・評価(ネタバレなし)

『残菊物語』に投稿された感想・評価

『殘菊物語』
The Story of the Last Chrysanthemums
1939(昭和14年)
松竹
(U-NEXT)

「芸を除けば五代目菊五郎も並の人間と変わることはねぇのさ」

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・「大アンケートによる日本映画ベスト150(52位)」で知った本作。菊五郎・菊之助襲名披露、映画「国宝」公開と続いたので鑑賞。

・インタビューにもある通り、「国宝」作者がいかに影響を受けたかよくわ…

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台詞の4割は聞き取れないのでわからなくても気にせず観る訓練のようにして観ました

風鈴やすいかや菊や鏡台や反物なんかのアイテムたちの瑞々しい存在感!

高田浩吉が映るたびにハンサムすぎてびっくりしてました
ウィ
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セリフ聞き取れないよーん
114本目
イシ
5.0

日本の映画やと『羅生門』と並んで本当に大好きな1本!
ちょっと次元が違う、見た目だけじゃないこの美しさ
歴史上に輝く傑作

お徳がその身を心を捧げたのは芸事に、
芸術とその先にある感動にであって、

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さっ
4.0
空間を切り取って映すってこういうことか。立体的だから臨場感が生まれるし昔の小気味いい会話も良かった。
4.3
どのショットも音でフレーム外を意識させる。それがラストに最大限に活かされ素晴らしい終わりを迎える。
スーパーロングショット歌舞伎は光の粒の集合体が映画なんだと再認識させられるな。
桃龍
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吉田修一先生は『国宝』の原作小説を、この映画に触発されて書き始めたという。
デジタル修復版をU-NEXTで見はじめたが、音質が悪くセリフが聴き取れない。音はデジタル修復されてないのか。
DVDなら日…

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cuumma
4.8

梨園を舞台にした溝口健ニ監督の名作

特筆すべきは、その長いワンカット
歌舞伎舞台裏から楽屋、奈落までの数層にも渡る立体的空間や、自宅の廊下〜和室の続き間からお勝手に至る水平に広がる日本建築の空間の…

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溝口の長回しのショットと日本家屋は密接な関係だ。

日本家屋は襖で仕切られていても部屋と部屋が完全に遮断されているわけではない。ゆえに溝口の長回しの移動ショットは可能だったのではないか?屋外ならとも…

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