人間の條件 第1部純愛篇/第2部激怒篇のネタバレレビュー・内容・結末

『人間の條件 第1部純愛篇/第2部激怒篇』に投稿されたネタバレ・内容・結末

凡ゆる悪が戦争の名の下に許されて了う
戦争を前に善は余りに無力である

五味川順平の半自伝的小説をもとに、戦争という大きな狂気に翻弄されながらも人間性を失わないようにと苦悩する男を通じて訴えかける反戦映画。(全六部というより二部ずつでひとつの三部作もの)
本作での鬼気迫…

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高尚な魂を持った人間は孤独であると思った。そして正しい行いをしようとする者ほど苦しみを味わい、人の憎しみを真正面から受け止めてしまうことになる。
平時な世の中というのがどれほど有り難いことか、人が人…

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戦争を体験している人間が作ってるっていう湿度を感じる。

あのクソ偉そうな日本軍の軍人は、戦後どこに消えたんだろう。
個人が悪いわけではなくて、ああいう論理の無いクズのシステムを構築した社会が悪いん…

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【1部】4.0
当たり前だけど仲代達矢が若い!
いやーいいキャラだね。これが出世作になったというのも頷ける

梶の青臭いヒューマニズムがとても熱い
そして当然のようにうまくいくわけではないのがいい

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五味川純平の同名小説(6部構成)を原作に、「日本人の暴虐」「陸軍内部の腐敗とヒューマニズムの敗北」「死」のトリロジーで映像化した小林正樹の戦争叙事詩。

人間の持ちうる全ての醜悪性を戦争という巨大な…

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所長の「なんだって君、今は戦争をやってるんだから」というセリフが妙にリアルだった。
最近読んだカントの永遠平和のためにの一節「人間は手段であってはならない」という言葉の意味を強く実感した。一作目では…

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ヒューマニズム限界編

左翼だけど強制労働施設の管理という、就職先を間違えてるとしか思えない仲代達矢が理想をかざして現実を思い知る映画。

邦画トップクラスのスケールの大きさの作品で約7割が中国語。…

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○自分の考えを強く持ち臨む梶が徐々に現実を知らされていく。色んな人や物の狭間で戦う梶には心動かされる。

○まさに「人間の條件」とは何かを問うには十分な序章であった。

人間であることに條件は存在するのであろうか?

劇場受付で「人間の証明、大人1枚で。」と言い、受付の方から「人間の條件、大人1枚ですね。」と優しく訂正された者です。ストハー!

うだるような暑さの今…

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