お話がやや複雑だが、そんなことは関係なしに映画はテキパキと進んでいく。メルヴィルの作家性とも言うべき、行動に行動を重ねていくショットの数々は見ていて心地が良く、あまりにも即物的なショットの数々に痺れ…
>>続きを読む“Le Doulos(サツ👮♂️のいぬ🦮)”
濵口竜介監督は↓
「“メルヴィルの映画っていうのはね、人生は裏切りに満ちているなっていうことを教えてくれますよね”ニヤッ😎」なんてことを最近のCri…
このレビューはネタバレを含みます
ベルモンドカッコ良すぎる。一歩遅れて振るガソリンスタンドの雨が予告する死。帽子でのミスリードも上手いし、カール・ステューダーの紹介の違和感も回収してみせる。人殺しに躊躇いなさすぎる奴が少なくとも四…
>>続きを読む【再鑑賞】
出所後、妻を殺害した男に報復したモーリス。
金庫破りの計画を実行するが、情報が筒抜けで仲間が銃弾に倒れてしまう。
計画を知る親友のシリアンが密告者なのか、疑念や憶測が飛び交う男の世界。
…
冒頭の発砲をリアクションで示すのがカッコよすぎ。とにかく発砲がかっこいい映画。
と同時にOPクレジット然り、移動ショットも素晴らしい。事件の後走るショット。終盤の雨中の歩行ショット。
種明かしはちょ…
【遠吠え、犬掻き、犬死に】
新鋭推理作家ピエール・ルズーの同名の小説を原作に、フレンチ・ノワールを代表するフランスのジャン・ピエール・メルヴィル監督が脚色、演出した1963年の作品。
〈あらすじ…
久しぶりにメルヴィル。
一見抑えたミニマリズム演出だけど本当にきめ細かいショットづくり。
ベルモンドがサツに聴取されるシーンの全く乱れのないロングテイク、バーのカウンターを歩く女の脚の行き来する…
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