未知空間の恐怖/光る眼の作品情報・感想・評価

「未知空間の恐怖/光る眼」に投稿された感想・評価

ある日の午前11時、小さな村ミドウィッジで村人全員が気絶するという怪現象が起こる。3時間後に村人たちは目覚めたが、なぜか、旦那が出張中であろうと処女であろうと、適齢女性はことごとく妊娠していた!

原作はジョン・ウィンダム『呪われた村』。その原題は「The Midwich Cuckoos(ミドウィッジのカッコウ)」であり、つまり謎の生命体がカッコウのごとく地球人に自分の子を育てさせるという、何ともショッキングなストーリー。ソローキンの『氷』三部作も原初の光が金髪の碧眼地球人に宿るけれども、本作の「子ども」もみな金髪であり、奇妙な眼を持っている。本作が『氷』のインスピレーション元な可能性もあるぞ。それと、「SF」+「処女懐胎」で思い出すのが筒井康隆の短編「科学探偵帆村」である。海野十三の「帆村荘六」シリーズのパロディで、日本の少年が自慰行為により19歳処女のローレン・バコールほか、過去の映画スターたちを妊娠させまくるという爆笑必至の作品だ。

話を元に戻すと、本作はSFホラーの歴史的傑作である。良識にうるさい60年代の作品にありながら処女懐胎や強制妊娠という刺激的な要素を含み、可愛気のかけらもない「不気味な子ども」のイメージを創造した。先行する作品に『悪い種子』(1956)があるが、本作の子どもはあれのようなサイコのガキとはまた別の恐怖である。それでいて全体的に端正な感じを保ち、クライマックスで一気に爆発。あそこは稀に見る名シーン。やくざ映画や時代劇が好きな日本人にはグッとくるものがある。

監督は本作以外でほぼ名を聞かないウォルフ・リラ、脚本はパニック映画でおなじみのスターリング・シリファント、音楽は『荒鷲の要塞』や『フレンジー』を担当したロン・グッドウィン。子どもの父親兼教授役にジョージ・サンダース、その妻はハマー・フィルム作品で馴染み深いバーバラ・シェリー。『フランケンシュタインの復讐』で怪物となったマイケル・グウィンも出ている。
MNRTJM

MNRTJMの感想・評価

3.8
こんなに面白いとは! 冒頭の村の描写とか最高。一体何が起きたのか 真剣に見守ってしまった。子供たちの不気味さはスチルなどで昔から知っていたが、それに翻弄される大人たちの様子も見応えあった。ラストもいい。煉瓦の壁のことを考え続けなければならないと、あんな演技にならざるを得ない。崩れていく壁と時計のモンタージュ、そして爆発。余韻を残さず終わるのも新鮮。そしてバーバラ・シェリーの魅力を今日知る。
tak

takの感想・評価

3.5
MGM製作のSFホラー作品。村中の人が仮死状態になる怪現象が起きた後、妊娠可能な女性がみんな懐妊。そして生まれた子供たちは特殊な能力と光る眼を持っていた。誰も知らない間に侵略者が入り込むインベーダーものなのだが、明確な正体を示さないまま謎だらけのストーリーは進んでいく。不安でいるのは、妻の子だけどオレの子じゃない…と恐怖に駆られる主人公だけでなく、観ている僕らも「わからない」恐怖の中にいるのだ。

3年後に続編も製作されているが、こちらも結論を示さない不気味な一篇。
dude

dudeの感想・評価

3.7
どこまで街に近づいたら気を失うかの検証がツボ。「あの生垣(見えない)のように」
ラストの展開も妙に唐突な感じで良い。目・レンガ壁・時計→時限爆弾のオーバーラップ。
記録。子供の眼が光るだけでなんでこんなに怖いんだろう。普段ホラー観ても全然平気なんだけど、最後はゾクッとしてしまった。60年前なのに。モノクロなのに
ドドドドドド傑作やんけ😍!!!

イギリス、ミドウィッチの住人たち全員が突如として失神。それから程なくして意識を取り戻すものの、妊娠可能な女性全員に命が宿っていた。その子供たちは皆同日一斉に生まれ…。というストーリー。

まず、当時の映画にありがちな長閑な音楽が流れる中、それぞれが日常生活途中で倒れ、後に残るのは機械音、そして静寂…。
というオープニングからかなり怖い。加えて、村の入り口付近のある境界線から失神することがわかり、軍がその距離を測ろうとしたり、何とかして先に進めないかと試みるシーンも、パントマイム的味わいがあってこの時点でめちゃくちゃ面白い!

で、『オーメン』みたいに、実は子供たちがやったのか…?と思わせたり、誰も信じてくれない!という展開になるのではなく、邪魔者は容赦なく、それも平然に殺したりするから尚更恐ろしい😈。静かな侵略に加え、妙に大人びた性格、無機質な表情、金髪に黒いジャケット、能力を発揮する際の白目は、この白黒映像だからこそ活きている。

昔の作品なので、宇宙人👽が出てくるわけでもなく、失神や妊娠の方法などが明確に描かれているわけでもないけど、逆にわからないこそ想像力を掻き立てる未知の恐怖が本作の肝なんだと思いました。
それが顕著なのが主人公ゴードンと子供たちの対決。とある理由から心に「レンガの壁🧱」を築くゴードンさんだが、心を読もうとテレパシー攻撃を行う子供たちによって、徐々に壁が崩壊していく緊張感は並々ならぬものがある😰!

ゴードンさん夫婦は長いこと子供ができず、リーダー格のデイビッドは方法はどうあれようやく授かった我が子。さらには科学者なので、「悪意を持って生まれてくる子はいない。」と信じる姿が作品に深みを与えてたように感じました。
また、軍上層部と原因や対処方法を協議するシーンに科学的リアリティを盛り込み、小さな村の出来事ながら規模の大きな話に感じさせる脚本も秀逸。

その脚本家スターリング・シリファントさんを調べると、『夜の大捜査線』『ポセイドン・アドベンチャー』『タワーリング・インフェルノ』、そして俺たちの『オーバー・ザ・トップ』と、超一級作品ばかり手掛けていた!通りで面白いわけだ!!監督は本作で打ち止めのようだけど勿体ないなあ😔
<●> <●>



ミッドウィッチという村で不思議なことが起きる。
村にいる女性全員が妊娠していたのだ!
その中には処女もいて、なぜ妊娠したのか全く分からない。
何はともあれ無事に子供は生まれたのだが、様子がおかしい…



これは掘り出し物!
1時間18分で終わるのでサクッと観れますよ!

子供が生まれるのはめでたいことなのに、何とも不気味…
その子供たちは異常なほど成長が早くて心も読める。
いやいや、オイラの心は読まないでぇ~。
エロいことなんて考えてないからさぁ(*´Д`)


母親はめげずに愛情を注ぐのだが、子供は何とも思ってないようで…
生まれてきた子供たちは集団で行動する。
一体どんな企みがあるのだろうか?

子供たちの演技が見事!
全く可愛げもなく、ただただ不気味なんです。
しかも眼が光る!
その眼を見てしまった者は操られてしまう。
白黒だから余計に不気味(;゚Д゚)



明らかに人間離れした子供たちに対抗する手段はあるのか?
グロ描写はないので安心して観れるホラー映画ですよ~。

後に『遊星からの物体X』のジョン・カーペンター監督がリメイクしています。
ねぎお

ねぎおの感想・評価

4.4
友達がね「『光る眼』持ってなーい?ジョン・カーペンターのリメイクは観たんだけど元作観てないんだよね」と。
なんてわがまま!・・でもね、たまたま手に入っちゃいましてね!

わしはリメイクも観てないからこの機に元作、続編、1995年リメイクと一緒に観ることに!

********

この元作と続編観て、このワクワクするような奇想天外さが楽しくて仕方ありません!
当時でしょ、機材や技術もまだまだの中、アイデアでここまでリアルなものを作るのが凄い!
映画文化って素晴らしいし、スタッフの皆さんありがとう!

まず最初のvillage of the damned ね。
いいわぁ、これ。
突然ある村の一部分にいる人や生き物の意識がなくなる!・・しばらくしてみんな戻るんだけど、いったい何があったのか・・。

リメイクをご覧のみなさん、こちらも観た方がいい。


以下は備忘録。

・ ブロックの壁のモンタージュ最高!
・ 理由がはっきりしないのがいい!
・ カラコンもなく、ブレないようストップ。
  でも能力と思えるので不自然さはない。
・ 町山さんはビート族との差別を指摘
kou

kouの感想・評価

4.3
子供たちのヘアー含めたスタイリングは神レベル。イギリスのテーラーたちの技術の高さが分かる。
オリジナル初めて観ました🔰
アメリカ映画だと思っていたらイギリスだったんですね😅

イギリスの小さな田舎町ミドウィッチで怪事件が起こる
突然、住民及び家畜やペットが気絶した状態になり動かなくなる
三時間後何ごとも無かった様に皆目覚める
二ヶ月後、村で妊娠可能な女子は全員身籠っていた
中には処女の女性もいた
12人の子供達が生まれ成長は普通の子供達より早く知能も皆飛び抜けて高かった。。

モノクロ作品で過激なシーンは無いですが設定が怖いです((( ;゚Д゚)))

父親がいないのに身籠るこれも怖いし旦那が仕事で遠くから帰ってきたばかりなので浮気を疑われたり

子供達が育ってくると感情が無くて自分達で何か決めている
気に入らないことがあると報復される

ビレッジ・オブ・ザ・ダムド
ダムドってクソとかくそったれって意味かと思っていましたが呪いという意味があるらしく
呪われた村というタイトルになるらしいです

自分の息子と世間との狭間で葛藤が。。
そしてラストへ
煉瓦の壁です💦
>|