冒頭の静かで優しいシークエンスが最後には全く違う印象になる。
厳しくて苦しい中に優しさと慈悲が溢れる。
一部、分かりにくい部分もあったものの、セリフで説明することなく主人公の置かれてる環境とか苦…
社会の底辺を生きる人達の閉塞感は、観ていて辛くなる。改めて自分が社会のレールから外れていないであろうことに安堵する。
差別、貧困、病気、犯罪。持たざる者の苦悩、負のスパイラル。
抜け出せたと思ったら…
移民の裏社会に生きる男が、病で自らの余命が幾許もないと知る。幼い子供達に少しでも良い環境を遺そうと奔走するが、運命は残酷な方へ方へと彼を追い込む。その間にも刻々と時は迫り…。
BIUTIFUL、と…
ハビエル・バルデムが「ノーカントリー」とは打って変わって、繊細な演技を披露、その味わいの堪能度は100%確実なカンヌ男優賞作。これまでの通り因果応報的なテーマがありつつも、生死にフィチャーしたイニャ…
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