#189 逝ける映画人
丘さとみ追悼
長谷川伸の新歌舞伎『刺青奇偶』の映画化。
勘三郎玉三郎を思い出す(刺青は骰子ではない)。
こういう映画が、ふつうに封切られていた、むかしの観客は「おとな」だっ…
☆大川橋蔵、声が良かったんですね。微かに震えるような台詞回しと錦之助に負けず劣らずの口跡!江戸から都落ちした渡世人の風情を感じました。
☆当作、中一年で開催されているフィルセン名物企画「逝ける映画人…
僕が観たマキノ雅弘の映画の中では、1番暗い作品だった。惚れた女のために、組織を裏切り、金を持って東京を目指すあたりは、『ゲッタウェイ』の構成を思い出した。男の為に女が別の男に体を許すあたりも(リメイ…
>>続きを読むクレジットタイトルの背後で賭場→飲み屋→出入口→外と流麗に動くキャメラからして一気に掴まれる。長屋の構造を一手に見せる。
竹藪で追手に捕まって、橋蔵の背に庇われながら丘さとみと二人で後退していくシ…
長谷川伸「刺青奇偶」を野上龍雄が脚色、マキノ雅弘が監督した股旅もの。橋蔵の半太郎、母に会うために江戸へ。草鞋を脱いだ一家は、半太郎を引き留めようと後を追う。途中身投げをしようとしていた女郎、お仲(丘…
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