黒い眼のオペラの作品情報・感想・評価・動画配信

『黒い眼のオペラ』に投稿された感想・評価

Omizu
3.7

【第63回ヴェネツィア映画祭 コンペティション部門出品】
『河』ツァイ・ミンリャン監督作品。ヴェネツィア映画祭コンペに出品され、カイエ・デュ・シネマ誌トップ10では第10位に選出された。

ミンリャ…

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眠り.ラジオ,屋台,人集り,祈り,裏連れられ,暴行,布団乗せ運ばれ,布団洗い,怪我人彷徨き.呼び止め,男介抱,廃墟.取壊し工事,袋ジュース,看病,現場水面眺め.喫煙,歯磨かれ.耳掃除,身体洗い,店.…

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海外だから飽きずに見れたけど邦画の見慣れた日常で、この展開だったらつまんないかもなー。つまんなくて好きだけど。ツァイミンリャンってだんだん尖っていくタイプでもの作る人にしては珍しい気がする。大体の人…

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3.3

ツァイ・ミンリャンは役者の扱い方が上手いし、リー・カーションの演技は相変わらず惹きつけられる。植物人間という難しい役どころを演じられるのは監督と俳優の信頼関係が築かれているからだと思う。映画を観てい…

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Juzo
4.4

音楽と沈黙の強烈なコントラストによって展開します。
登場人物たちはほとんど喋らない。
映画全体が音楽に操られているように進む。
まるで舞台上のオペラのように、時間と空間が様式化されている。
この抽象…

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最初のカットで植物人間の男が映され映画が始まる。長回しで映されるもひたすら寝たきりなので何も物語は起きずこいつは絶対主人公じゃない。その植物人間の男と同様に手厚い看病を受けるシャオカンもかなり主人公…

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Irori
4.0
蔡明亮の醍醐味であるつらさ
静かな愛に見入る

東京フィルメックスのクロージング上映。タイトルは「黒眼圏」だった。リー・カーションがチェン・シャンチーと彷徨する。そして辿り着いた場所は…。これで118分。退屈かといえば、そんなことはない。不思議な…

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この映画と比べると、台詞にしろカメラの置き方にしろ日本の映画がいかに説明的なことか。
埃っぽい家屋、暗闇が強調される廃墟、煙に包まれた街並み。
水に浮かぶベットのごとく、流れる風景を楽しみたい。

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