1963年黒澤明が「天国と地獄」という日本映画史に残る傑作犯罪サスペンスを発表した同じ年に、もうひとつ隠れた傑作犯罪映画が公開されていた。正に掘り出し物の一作!
「羅生門」「七人の侍」など数々の黒…
本当に素晴らしい。
黒い画集とは逆向きの視点からといったところ。事実が三転するというよりは当てられるスポットが変化していく中で話が進んでいくのは脚本の妙か。
白黒ならではのハッとするようなカット…
傑作。白黒の画にも、古き良き時代にもうっとりする。脚本も見事で、行動と立場の利益相反を完璧にを作り上げ、それぞれが保身に走れば起こり得なかったドラマを描き出している。大組織の「今更何を言い出すんだよ…
>>続きを読む東宝 1963の作品。
若き弁護士・浜野一郎(仲代達矢)は、同居している恩師・宗方治正(千田是也)弁護士の妻・靖江(淡島千景)と不倫関係にあったが、「男妾」と言われ衝動的に靖江を絞殺する。
ところ…