よかった。映画の序盤で道化(虚構)のおもちゃが映り、雄一が現れたことで伊織の人生が道化(自認していないので良い意味で)と化す。運命論者(雄一と出会う運命だったと伊織は言う)もしくは台風クラブにおける…
>>続きを読む『晩春』の笠智衆と原節子のような若干の近親相姦的な含み(この映画では血縁関係は無いけど)を思わせる2人の関係を軸に物語を転がすのかと思ってた。そしたら急に変な方向に話が捻れて、その後はやっぱり思って…
>>続きを読む斉藤由貴の『情熱』っていい歌だなあ、ということで、同名映画を観てみたが…ごめんなさい、気持ち悪かったです。
東京から赴任した先の札幌で、たまたま出会った七歳の女の子を引き取って育てようとする男の思…
佐々木丸美さんの原作がすきで、円盤化されていないこの作品を観たくて仕方がなかった。監督没後20年ということで円盤化され、ようやく観ることができると歓喜したものの……蓋を開けてみればびっくり、原作の面…
>>続きを読む冒頭のワンカットでもう既に興奮が止まらなくて鼻血が出そうになるのに、そこがピークにならずに終わりまで絶え間なく楽しい。斉藤由貴はもちろん可愛いし、男性陣も渋くて文句のつけようがない。川、雪、水差し、…
>>続きを読む冒頭の十数分間、ワンカットで幾つもの場面と時間をまたぎ、「ヒロインの幼少期」というひとつのシークエンスをひとつなぎで見せてしまうところから、一気に引き込まれた。
編集とは、観客の想像力をつなぐこと。…
85点
プロローグ。
札幌。
みなしごの伊織(7歳)。
やり手で金持ちの那波(なば。津島大介の会社の部長)に5歳の時拾われる(メイドというより奴隷的に他のメイドにもこき使われている)が、喉の乾きが…
映画は虚構の芸術だということを骨の髄まで叩き込まれる、相米監督の傑作。
有名な長回しや意味不明なピエロ(田中陽造氏曰く、「いろいろなしがらみがあってのピエロだと思います」だそうです)ばかりが目につき…
相米、斉藤のむちゃな断章
2011年9月19日 18時36分レビュー
1985年東宝作品、斎藤由貴主演、田中陽造脚本、監督相米慎二。
相米作品制覇シリーズ。斎藤由貴の初主演作品。だ…