物語の設定だけ見れば、どう考えてもメロドラマ的でベタな展開。
だけど相米慎二はその“ありえなさ”を自然にしてしまう。
日本文学にしばしばある過剰な感情――それを映画にすると浮いてしまうはずなのに、彼…
斉藤由貴のアイドル映画かと思ったらもっと変なやつだった。
複雑に並んだセットをカメラの移動で行き来し、時間と空間の変化を表現する長回しはその効果よりギミックに目が行ってしまう。むしろこれが虚構にす…
U-NEXTにて鑑賞
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前に、牧瀬里穂の「東京上空いらっしゃいませ」を見て、セリフが棒読みな彼女をこういう風に演出するのか、と思ったけそれと比べると、斉藤由貴がマジですごい女優だから女優として…
よかった。映画の序盤で道化(虚構)のおもちゃが映り、雄一が現れたことで伊織の人生が道化(自認していないので良い意味で)と化す。運命論者(雄一と出会う運命だったと伊織は言う)もしくは台風クラブにおける…
>>続きを読む『晩春』の笠智衆と原節子のような若干の近親相姦的な含み(この映画では血縁関係は無いけど)を思わせる2人の関係を軸に物語を転がすのかと思ってた。そしたら急に変な方向に話が捻れて、その後はやっぱり思って…
>>続きを読む斉藤由貴の『情熱』っていい歌だなあ、ということで、同名映画を観てみたが…ごめんなさい、気持ち悪かったです。
東京から赴任した先の札幌で、たまたま出会った七歳の女の子を引き取って育てようとする男の思…
佐々木丸美さんの原作がすきで、円盤化されていないこの作品を観たくて仕方がなかった。監督没後20年ということで円盤化され、ようやく観ることができると歓喜したものの……蓋を開けてみればびっくり、原作の面…
>>続きを読む冒頭のワンカットでもう既に興奮が止まらなくて鼻血が出そうになるのに、そこがピークにならずに終わりまで絶え間なく楽しい。斉藤由貴はもちろん可愛いし、男性陣も渋くて文句のつけようがない。川、雪、水差し、…
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