川口浩がいつもの感じで一本調子で演技しようと、若尾文子が黒い着物をまとい、そこに立っていて、影の中に消えていけば「ノワール」映画として成立してしまう。
ずぶ濡れの若尾文子は情念の幽霊のように撮られ…
このレビューはネタバレを含みます
キーーーッポスターが好き!!
若尾文子好き!!!たまらん!
と思いずっと観たかった作品
このときの若尾文子と今同い年ってマジ?と思うくらいめちゃくちゃ色気と眼力が凄くてドキッとしてしまった
展開…
裁判での証言(回想)から、恨みあったじゃん殺意を持って切ってるじゃんと感じる通りの帰着でサスペンスとしての驚きは弱いんだけど、なんか面白くて観入った。その動機が語られるのに判決では無罪を勝ち取るとこ…
>>続きを読むサスペンスとしては勿論のこと、ラヴストーリーとしても秀逸。また、彩子が幸田の勤め先を訪れるシーンで彼女が覗かせる情念には怪談めいた恐ろしさなども感じさせ、そうした様々な要素を併せ持つ部分に大きな魅力…
>>続きを読む当時には面白みがあったのかしら、現代にしてみれば凡庸なプロットで正直何の驚きも発見もなく、増村保造×若尾文子作品としては面白くない方だと思う。
ただ目を引くシーンはいくつかあって、そこに技が光ってる…
とうとう増村保造に手を出してしまいました。
まずポスターのビジュアルが秀逸なんです。
全く古びてない。
なるほど本作、弁護士円山雅也さんの著書から、脚本家井手雅人さん脚色経由の法廷劇ですか。
…
序盤から夫に対して嫌悪感を抱いてた証言を普通にしていたので、夫を憎んで殺したというのは容易に考えられるはずなのに、なぜ幸田はそんなことも分からなかったのか。それは理恵のラストのセリフが物語っていたの…
>>続きを読む文字通りサスペンス=宙吊りの映画。ドメンヘラでかまってちゃんの若尾文子が狂えば狂うほどに鬱々とした空気感が画面上に陰影となって表れる。そしてラストショットでは完全に影と化す。
川口浩は誠実な男ではあ…