真正面から人を撮る監督を見つけました
私からは執拗に感じるほど
映画というより、私はずっと彼らを見ていた気がします
『女の復讐』で感じた、この晴れない心の重さは何だったのかが、この作品で分かった
…
ドワイヨンはハラハラする映画じゃないんだった。少年が手に入れたピストルで強盗をするが、本人も動揺していて、店員が泣き出すと「香水買うから金を出せ」と気を使い、わけがわからなくなってしまう。
ひたす…
姉に会いたい。喜ばしい事の何一つ期待できない日々に降って湧いた姉の生存ばなしに寝付けない一夜を波止場で明かして犯したのは拳銃強盗。一万円ばかりふんだくって、ありがとうと言い残せば罪一等軽くなる気も…
>>続きを読む姉と弟、とにかくこの2人の面構えと演技が良い。
台風の迫る夜、ミニシアター系の作品を無性に観たくなり鑑賞。多くは語られず、殆どが車中での会話劇。求めていた雰囲気。
警官に銃を突きつける姉と弟の対比…
死んだと聞いていた姉が実は生きていると知った少年。刑事をピストルで脅し姉に会いにいく。(不登校だったりタバコ吸ったりちょっとやんちゃな少年マルク)
もう少しアクションがあるかと思ったけど、大半が車…
めちゃくちゃいい。とてもヒリヒリしていて、それでいて面白い。プロットはごくシンプルで、監督の追いかけ回すような演出とマッチしていると思う。
冗長だと感じる部分はなくはないけど、ひたすら
“自首する、…
孤独で嘘つきなヒリつく少年と神経質で厚かましいくらいの人情ある警官と初めて会う姉、時々アル中の母親。会話劇が素晴らしいロードムービー。それぞれに皆霧がかったようなやるせなさを抱えていて分かり合うと思…
>>続きを読むジャック・ドワイヨンは『ポネット』もそうだが、役者の技量に依存しすぎて撮影がおざなりなのが好きではない
あまりに寄りのカットと同じサイズの画ばかりで工夫がなさすぎるし、それに意図があるかと思えば微妙…