「お辞儀ってのはこうやんだよ!」
加東大介と取っ組み合い、ホースで放水攻撃をくらわせ、浮気相手に前蹴りする高峰秀子。
前年にルネ・クレマン『居酒屋』があるとはいえ、当時の日本映画では相当な衝撃だった…
地元の市川市で脚本家の水木洋子さんの関連映画をたまたま鑑賞。
これまで二十四の瞳の印象でしたが、まさに「あらくれ」の高峰秀子の演技の振り幅がヤバイ。
私の大好きな加東大介も共演。
大正時代の働く人…
おもしろかった!
まさにハマり役の高峰秀子はもちろん、役者みんなに味があったなぁ。
主人公は、別に意味なく荒くれてないし、きっぷが良くて魅力的な女性だよね、少なくともいまの価値観では。わたしは好きで…
公開当時、主人公・お島のキャラが奔放すぎるとして、18歳未満は鑑賞禁止となった、水木洋子脚本の爽快女性ムービー。
高峰秀子の最高傑作は『女が階段を上る時』ですが、個人的には、これが一番好き。
耐え…
「流れる」の勝代のミシンを介して「あらくれ」のお島へつなぐ。大正の時代を自分の才覚だけで力強く生きるお島は高峰秀子の適役だ。「浮雲」や「放浪記」を見たばかりなので、山国の旅館で縁を結んだ森雅之の旦那…
>>続きを読む映画中映画の金色夜叉が上映事故でフィルムが焼ける(?)。まったく覚えていなかったが成瀬って意外とキャリア通じて実験精神あふれる作り手だったんだと感じた。いま念頭にあるのは『女の中にいる他人』のネガポ…
>>続きを読むことごとく男運がなく、荒ぶるこころが止められない女の一代記。不満は澱のように積み重なり、行き場を失った衝動はいつしか生き抜くための激情に変わる。どうせどん詰まり、ならば後ろの橋は燃やしていこう。歩み…
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