東宝、モノクロ、夫婦もの、父娘もの
監督、成瀬巳喜男
出演者
香川京子、木村功、山村聰
小林桂樹、三井美奈、加東大介
千秋実、太刀川洋一、佐原健二、夏川静江
中村伸郎、賀原夏子、藤木悠、中北千枝子、…
父の大きさよ、、
実の娘に対してもあまりにも達観しすぎててある意味冷たいとも感じるけど
娘に焦っているところや心配する顔は一才見せず、常に大きく余裕があり、別の自分が自分を眺めるような人生への構えか…
2025/4/9 @ シネマヴェーラ
初めての成瀬、永遠の成瀬
木村功がとんでもないクズ。杏っ子っがズバズバと思ったことを言える女性でよかった。
作家先生の優しさによって木村功の惨めさがつのっていく…
木村功のクズ男ぶりに、自分はこんな振る舞いとは無縁だったと言い切れる者は前に出なさい。このクズ男に対峙する香川京子はただ泣き寝入りするようなタマではなく堂々と渡り合い、ときには無自覚に木村を追い詰め…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
1958年製作公開。原作室生犀星。脚色田中澄江 、成瀬巳喜男。監督成瀬巳喜男。新人の三井美奈がとってもキュート。
その昔、従妹と鎌倉に遊んだ帰り、彼女が露店で売っていた杏を買いたいと言うのでひと籠…
壮絶な映画で、独身の人が観ると、結婚なんか絶対したくないと思わされる一作。
別の映画だけど、以前、宇多丸さんが『ブルー・バレンタイン』の壮絶さに対して、「結婚を考えているカップルは、『ブルー・バレ…
木村功の振る舞いが私の亡き父親を思い出すほど身勝手で気が気じゃなかった(とはいえ稼いだ日銭の一部を「景品」にして土産に持って帰る程度の気遣いはありました)が、この千鳥足にスラップスティック性を与えて…
>>続きを読む最初は良さそうな人だなと思っていたが、見当違いだった。とんでもなく酷いが、あんな風に寛容さを徹底されると、ああなる気持ちは分からなくもない。原稿を断られて、電車賃がないもんだから、2人でとぼとぼ歩い…
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