男性器や既存の権威への挑発のメタファーとして表される釘の映画だった。
劇中で軍人風のやつに敢え無く外された釘をエンドロールで本当にスクリーンに打ち込むように観客を巻き込むが、たぶんいつの時代だろう…
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実験映画集1で下記を鑑賞
「青少年のための映画入門」「疱瘡譚」「マルドロールの歌」「ローラ」「審判」
釘が性的な暗喩だったり観る人によって感じ方が違うんだろうな。
曲がった巨大釘を運ぶ男に哀愁を感…
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釘はファルスである。男は釘をひたすら打ち込み、女はよがり、釘を奪い合う。女はたくさんの釘が迫っていると驚く。それら営みの間に挿入される男が曲がった釘を背負いながら一本道を歩くロングショットが寺山らし…
>>続きを読むこれは実際に体験しないとなんとも。。
本編の後に20分弱も釘を打つ時間があるのだから
体験型映画、4dxがその場での没入感の体験、これは現実と映画の境を半永久的になくす体験。。
釘、こんなにもエロか…
ひたすら釘を打ち続ける人達。「釘」はこの世における制約・束縛か。あるいは「男性性」的な家父長主義のメタファーか。磔になる掌、苦悶する男女、書物に刺さる釘。一面の白画面にはJAシーザーのどこかノスタル…
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男女の戯れと交わる釘の音
プレハブからはみ出る釘が煙突のよう。
淡い桃色の中
塀と電柱の間に続く果てしない一直線
人生の重荷を背負うかの如く
釘を担ぎひたすら歩き続ける男
釘抜きをする女の後ろにひょ…