迷宮譚の作品情報・感想・評価

『迷宮譚』に投稿された感想・評価

憐憫
5.0
すごく前衛的な作品で、冒頭から一気に映画の世界観に引き込まれた

寺山修司の〈ニヒリズム〉が直接脳に突きつけられる感覚がたまらんですわ
Takuto
4.2

終始光の表現がすごかったー
扉を運ぶ、ただぽつんと置かれた扉を開くみたいな非現実的な変位・内外感覚と、人の白い肌と背景の境界を曖昧で区別できなくしている光の使い方に連関を感じた
後期パーフリのMV観…

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大関
4.0
白と白の境目が溶けてるそこに緑青がテラッと塗られている感じが綺麗だったな…唐突なビルディングとドアの外側から撮られた人の手の振り方が美しい。
このレビューはネタバレを含みます

寺山修司の実験映画その1。1975年 15分

寺山が「ドアの映画」と呼ぶ「扉」の映画。

ワンイッシュー・コント的なテイストで、元ラーメンズの小林賢太郎によるポツネン(POTSUNEN)の肌あいに…

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1990
-

眠くて眠くてもう少しで眠りに落ちる瞬間にふっと飛ぶ感覚
寝つきが悪くてうっすらと記憶がありつつ見る夢のようで決して夢見心地は良くないのだけどどうにも続きが見たくなるそんな世界の具現化

ドアがどこに…

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映画の中にはもともと外側と内側なんてない。迷宮は脳内につくるもの!?田園に死すからの派生にもみえます。
氷
-
わたしらの民族は囲って領域をつくるのではなくて、何かを置いて領域を現象させる感覚あるのだよね
雰囲気苦手。空間の断続性?都会のど真ん中に海があってもドアが動かなければそれは連続してるわけで成立するから空間と空間の境界であるドアを移動させているのか。そうだとしても意味わからん。
3.5
本編とは全く関係ないが、映像を観ながら「自分の頭の中にある妄想を現実世界に具現化するのってすごく愉快だろうな」と思った。
扉を開けると、別世界が広がっていた。前衛映画としては、一つだけの表現で,そこから先のイメージが観たい。ルビッチュの扉の方が驚きがある。

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