娘→妻→母という女の一生をそのままタイトルにしたようなこの映画、銀幕スター勢揃いのオールスターキャストで撮られた当時のヒット作である。母親のあき(三益愛子)は長男家族勇一郎&和子(森雅之&高峰秀子)…
>>続きを読む女性の複雑性の対決!
収まりきらない結末が胸にクルー画面の中に人生が流れていて泣ける。ありがとう成瀬の会!
なんかやっぱり抑制的な演出は品がある、そしてその余白が胸にくるから素晴らしい
千景が高峰に…
大映映画か市川崑かってぐらい陰影の聞いた画面、成瀬映画にしては珍しい。
正妻・淡島千景 vs 愛人・高峰秀子のドロドロから、子供たちの出自のネタバラシまで至るの盛り上がりが見事。
千葉泰樹の『河の…
五所平之助の『愛情の系譜』にも似た妙な色気がカラーのフィルムに纏わりついている。
冒頭の踏切のショットが本編全体を貫く不吉さを駆動させ、実際終盤には自らの生い立ちの真実を暴露された姉弟が踏切の前に立…
悪くないけれど
回想シーンは色々工夫していたけど、どうしてもチープな感じが否めなくて……
成瀬巳喜男は動きの人だと思っているので、今回はあまり動いていなくて物足りない。
ジェットコースターのシ…
語ってる物語はいいし会話も楽しい。けど、台詞で言い過ぎていてそれの外に全然出ていかない。動きが感じられなくなってしまってる。
回想シーンは工夫してあって普通の回想シーンになっていないのは面白いし、よ…
今ではそういう言葉すらなくなった「本妻」と影の妻の対峙、それに対して逃げ腰の夫、そして翻弄される子どもたち。
映画の入り口はあんなに明るかったのに終盤は修羅場から絶望的な雰囲気に。ただそれぞれの微か…
事態はどんどん悪い方に悪い方に転がっていく。そりゃ森雅之が悪いって、ひと言で片付けられたらこんなに楽なことはない。無責任で、頼りなくて、今のご時世なら救いの余地もない。が、単純に割り切れない渦の中に…
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