かなり『鶴八鶴次郎』的な物語であるが、原案に成瀬の名前があり納得。死にゆく父が大事にしていた寄席を売却できずにいる山田五十鈴と、そうした妹の態度が気に食わない心無い兄貴が大学受験を夢見る弟を唆し、売…
>>続きを読む構図がひたすら最高なまま長回しが続くのが最高過ぎる。居間のシーンのあと、主人公である山田五十鈴演じる勝子が部屋を後にして移動した後別室での会話劇が終わるまでカットが割られることがない。冒頭の町を映し…
>>続きを読む如何にも成瀬巳喜男が撮りそうな話、と思ったら
原案が成瀬でした。
兄弟が3人もいれば、中に浪費家が1人いる。
そういう人間が家督を継ぐと家業が潰れる。
この寄席も席亭の死でいずれその運命を辿るのだろ…
(#123、124)
#123
東宝90年大会@フィルセン
期待の民三映画!
だが、成瀬巳喜男のピンチヒッターだったようで、民三テイストは皆無。
そもそも脚本がダメで、寄席の復興と、父親の末期を、も…
余所から聞こえる音を意識する。ラジオの漫才、高座の出し物、一人さらう清元、汁粉屋や客席のざわめき。
「早慶戦」から察するに、舞台は1930年代前半か。シルエット風味の近代的風物が、か細くも続いてきた…
大学入りたての頃、AVルームで観たので2度目。久しぶりに観たら大川平八郎が記憶以上にクズ兄貴すぎてびっくりした。
派手ではないし、なんでもないように見えてめちゃくちゃうまい。自我を押し殺し家父長制の…