ラストがスッキリ!
自分の信じる道を模索して進もうと決める広子が爽やかです
亭主関白、男尊女卑が普通に蔓延っていた時代 我慢が尊ばれていた時代
日本人が美化していた夫婦像に見事に切り込んだなかなかの…
抑圧され、縛られて、自己のない大家族の中の嫁という成瀬の定番の設定が、後半に一気に弾ける。夫と家族への反抗から脱出、女の自立へ。日中戦争の時代に、女の自立を既に主題にしている成瀬。成瀬の描く女はいつ…
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ラストの「私もっともっと苦しむわ」という台詞がとても沁みた。この当時の女性の生きづらさは、何もこの時代に限ったことではないし、万人に響く部分があると思う。その部分は古びていないどころか新鮮でさえあっ…
>>続きを読む物語自体はいい。けど、最初に考えうる物語の域を映画が出ていない。成瀬はそこを飛び越えていく映画がたくさんあるから期待外れだった。
嫁ぎ直後の戸の開閉をいちいち見せて忙しさと苦労と金持ちであることを見…
1937年製作公開。脚本成瀬巳喜男、田中千禾夫。監督成瀬巳喜男。銀座の洋書店に勤める入江たか子。服部時計店の時計塔がチラリと見えて、彼女の勤務先はその近くの教文館だという。ここには幾たびも足を運んだ…
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とにかく美貌の入江たか子。羽衣をなくした天女が人間社会に戸惑っているかのごとく。屋内移動につぐ屋内移動を強いられる婚家での状況は、悲劇かつ喜劇である。義妹友人一行が好き放題すぎて(出前はしゃぶしゃぶ…
>>続きを読む監督 成瀬巳喜男。
YouTubeで見つけてラッキーでした。
テンポが良くて面白かったです。
古臭い性格と自他共に認めるレコード店に勤める広子(入江たか子)は従兄で幼馴染の良介(佐伯秀男)と何で…