修羅の作品情報・感想・評価(ネタバレなし)

『修羅』に投稿された感想・評価

変な映画で良かった。ちゃんとした時代劇なのに演出が総じて変な映画ってあんまりない気がする。
Evans
3.9

「修羅場」

金と愛のもつれから取り返しのつかない事態へと事が進んでいく作品

芸者を身請けする際の、主人公の妄想と現実の勇ましさの違いや、その差を強調することで、いかに不格好であるかをよく表してい…

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夕陽沈み,鐘,御用提灯,腕,交わり,老人,無一物中無尽蔵,女女狐呼ばわり,酒瓶まくら,小判隠し,一時間後,傘貼り,深川二軒茶屋,首刺し,顔斬り.腕斬り,将棋,腹刺し,腕斬り,数日後,四谷鬼門町,坊主…

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仇討のため忠僕がかき集めた100両を馴染みの芸者の身請けに使ってしまった浪人。だが実は騙されていて、その芸者には夫があった。夜中に忍び込み復讐を果たそうとするも別人を殺してしまい、当の夫婦は辛くも逃…

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leyla
4.3

歌舞伎が原作の時代劇も松本俊夫監督の手にかかるとアングラ感が出る。『薔薇の葬列』の次の作品。

残虐で血生臭い地獄絵が繰り広げられていて快感。和の美意識を感じる世界観が好みすぎる。まさかの70年安保…

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良作。
なんと言っても画の完成度が凄まじく、とにかく狂気的でカッコいい。
ただ他の松本監督作、例えば薔薇の葬列なんかと比べるとアングラ要素は控えめで、どちらかというとしっかり時代劇をやっている印象。…

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松本俊夫はやはり実験映画作品の方が面白い。ATG作品よりも、満足度が違うのだ。『修羅』は、南北「盟三五大切」で地獄絵図をやりたかったのだろう。
4.3

狂気には様々な種類があると思う。裏切られ、自尊心を傷つけられた源五兵衛の見境を見失った狂気、手段を選ばず幸せになろうとする小万夫婦の無邪気な狂気、そして、何としても旦那を義士の列名に加わるよう奔走す…

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saiha
-
酷いよ……/度々挟み込まれるルート分岐的な演出に主人公の根本の性格が描写されているような気がして、よりやり切れなくなってしまう
yskd
4.0
鮮烈な赤い夕焼けのショット以降、白黒の映像で闇を描く。
全てのショットが素晴らしかった。

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