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青森県の下北半島で母とふたり暮らしをする少年は、恐山の霊媒に会いにいき、死んだ父を口寄せしてもらうことが唯一の楽しみだった。ある日、村にサーカス団がやってきて、少年は団員からよその街の様子…
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以前から気になってた今作 "時がきた"と判断し、意を決してレンタル💽 しかし、レビューまで一週間を費やしてしまったの…
限られた空間の中に張り巡らされた結界のような映画。結局どこにも行けず、幻のごとく夢や憧れが消えて無くなる。芝居、舞踏、…
昭和20年の夏。魚雷を脇に抱えたドラム岳が太平洋に漂流していた。この工兵特別甲種幹部候補生の“あいつ”は、まだ終戦を知らない。あいつは、あの1日だけ与えられた外出許可を思い出す。古本屋へ行…
特攻の出撃命令を受けた"アイツ"は、その時21歳6ヶ月。 出撃を明日に控えた〝アイツ〟は最後の自由な1日を過ごすために…
日本人の平均寿命 昭和20年 男46.9 女49.6 昭和43年 男68.5 女72.3 「どうして女の方が長生きなの…
千葉県郊外、順は父の援助でスナックを経営していた。店には恋人のケイ子が住み込みで働いていたが、2人の仲をよく思わない両親と順の間にはいさかいが絶えなかった。それは母が買い物から帰宅した時だ…
この衝動性と躍動感。反体制的で、国家権力に対する怒りを散りばめつつも、同時に一個人の無力さを物語る作風。こんな尖った作…
【この世でいちばん綺麗な女性は原田美枝子だと昔から思っている】 タイトルに『青春の』とあるように単なる殺人者の話では…
映画っていうのは、自分の知らない世界へ仮想現実として連れて行ってくれるのが、最大の楽しみであると私は思っている。 だか…
コマ落としやらメタやら一通りやりたいことやってる感じが良い。飢餓海峡みたいなコントラスト反転やフラッシュカット反復は定…
いかにもATGっぽい作品。ウルトラマンの演出でお馴染みの実相寺昭雄監督の長編映画第１作。 姉弟の近親相姦、3P、母子…
実相寺昭雄監督、ATG邦画作品…。 こ、これは…始まりからもう好き!! 大好きな表現主義の映像に目を奪われます…。 …
高知市。四人家族の姿がある。父は傷痍軍人、母は後妻、弟のチビ、少年の家族の“仕事”は走っている車にわざと当たり、示談金を得る当たり屋だった。家族は“仕事”を続けながら北九州から北海道へ旅を…
『戦場のメリークリスマス』以来の大島渚作品 是枝裕和監督がフランスのテレビ局か何かのインタビューでこの映画が好きと…
見たで。 当たり屋をしながら全国を転々とする一家。虚構を心の支えにし宇宙から正義の使者が来る事を信じ親からの悲しき仕事…
東京のバーで働くイサ子がヤクザの徹男と津軽のさびれた漁村に帰郷した。徹男は外部の幹部を刺して追われる身。イサ子は彼をかくまい、死んだ父と兄の墓を建てるつもりだった。海辺の小屋で2人の新生活…
斎藤耕一監督は、1972年、萩原健一主演の『約束』でスチルカメラマン出身らしい優れた映像感覚を見せ、続く高橋洋子主演『…
「津軽じょんがら節」 〜最初に一言、津軽三味線の血の煮えたぎるような、膓に沁みる音色の中に日本芸能の…
アワビを採って暮らす新婚の啓介とみぎわ。ある晩、啓介は釣り人の船が爆破されるのを目撃する。死体が上がらず事件になっていなかったことから、2人は現場に向かい、みぎわが海中に潜る。だが、彼女が…
かつて映画秘宝の連中が「スゲ〜！スゲ〜！」と絶賛していたから観たのだが、内容的に支離滅裂。同じ池田敏春監督ならまだ『赤…
夫婦でアワビ漁で生計を立てている啓介とみぎわ。ある夜のこと、啓介が海上で船が爆発する事件を目撃。死体が上がらないことが…
紙屋の治兵衛は、妻子がありながら遊女の小春と深い仲に。二人は心中を決意するが、小春は死ぬのが嫌で困り果てていた。その後、小春は治兵衛の恋敵・太兵衛に身請けされることに。これは治兵衛の妻の心…
篠田正浩監督による同名の人形浄瑠璃の映画化。伝統と前衛の合わせ方がカッコいい。 紙屋治兵衛（中村吉右衛門）と遊女小春…
近松門左衛門「心中天綱島」の映画化で、舞台演劇と人形浄瑠璃と歌舞伎が一体となったような斬新さ極まる演出。いかにもATG…
百年村の地主である時任家の息子・大作は、少年の頃、本家の柱時計を除く村中の時計を海岸に埋めた。以来、村の時間は時任家の本家が所有し、成長した大作は時任家の当主となった。一方、いとこ同士であ…
「さらば箱舟」 冒頭、老人と少年が荷台を引く。盗んだ大量の柱時計を穴に埋める。蟹の形の貞操帯、性行為封印、カラー…
かくして柱時計は砂浜に埋められて、百年村の時間は時任家本家だけのものとなる。 古い因襲にとらわれた沖縄の架空の村を舞…
百姓として生きることをよしとせず、ヤクザ渡世に憧れて故郷を飛び出した源太、信太、黙太郎の3人。彼らの望みは、渡世人として名を上げること。だが彼らは、親分との義理のために実の父を斬り、惚れた…
谷川俊太郎が脚本ということで観たかった。市川崑監督によるATG作品。 斬新だけど、ひょっとしたらこの時代のリアリティは…
「あっしには関わりのねぇ事でござんす。」 市川崑のTVドラマ「木枯し紋次郎」は、今までの時代劇と打って変わって、絶対に…
女性患者（黒沢のり子）の不感症を治療する精神科医（細川俊之）が、彼女の深層心理に潜んでいる異常性愛を見抜いていく。三島…
三島由紀夫の「音楽」増村保造監督のとても文学的な表現 2人は同じ大学の学部で同期生だったそうです 麗子の虚言癖が彼女…
『無常』『曼陀羅』に続く実相寺監督の3部作、完結編。 コントラストの強い闇と光。 時計の音、食べる音、拭く音、際立つ…
1972年の作品ですが、ATGと実相寺さんのコラボです。 ”うた”って読みます。 いやあ、この頃のモノクロはなんと…
薬種問屋の娘・春琴は9歳で失明するが、琴の才能には恵まれていた。美貌も兼ね備えた春琴はわがまま放題で、そんな彼女の身の回りの世話は全て使用人・佐助が行っていた。やがて琴は師匠の看板を上げ、…
面白かったけど、捉え方が違ったらごめんなさい。究極のSMプレイに見えた。他人事だから、興味津々で傍観したが、微塵も共感…
「これがまことの純情や」恐ろしくまっすぐなのに歪んだ純愛のカタチ。 谷崎潤一郎『春琴抄』を新藤兼人監督が映画化。百恵…
旅役者の小平次と太九郎、その妻・おちかは同じ寺子屋で学んだ幼馴染み。だが小平次がおちかへの想いを口にしたため、3人の関係はぎくしゃくし始める。ある日、太九郎は小平次を釣船から突き落とした。…
無駄にシャレオツだし 無駄に新しいくせに 日本人だからこそ感じちゃう懐かしさもあるのよ。 この不思議な感覚なんなん！…
幼なじみの3人、今ではおちかと太九郎は夫婦、小平次はおちかに横恋慕。 小平次はおちかに「俺の女房になってくれ」と何度も…
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