実は、「この世界の片隅に」を自分はまだ観てません。
その理由は、この「夕凪の街 桜の国」に思い入れがあり過ぎて、
それを越えられるような複雑な気がして、
なかなか気が進まないというのがあって。
で…
ひさしぶりにツボりました。かんざしを介して想いが受け継がれていくこと。被曝にあったが故の理不尽で想いが絶たれたり、偏見や差別、健康への遺伝的な不安などの環境。
全くもって想像を越える人生を強いられ…
マンガの原作をきれいにトレース。マンガで十二分の作品なので、それ以上の魅力は生まれなかったけど、ヘタに潰されるよりかは全然いい。マンガみたいに読み返しが容易でない分、人間関係の描写を補足してて分かり…
>>続きを読む【2007年キネマ旬報日本映画ベストテン 第9位】
『この世界の片隅に』こうの史代の同名漫画を『半落ち』佐々部清監督が映画化した作品。前半の主人公を演じた麻生久美子は毎日映画コンクールなど数々の主演…
【佐々部監督の限界】
佐々部清監督作品。
広島への原爆投下を経験した昭和30年代の家族の暮らし、およびその後関東に居を移した家族の子供たちの世代の物語。
原爆というテーマ自体は目新しくない…
被爆後の人たちの思いが、静かだけど強く心に届く映画だった。
皆美(麻生久美子)が、「誰かに死んでほしいと願われた自分~」と語ったときにはハッとした。
そんな苦悩もあるんだ、被爆者の苦悩には数限りが…
広島に落ちた原爆ではなく、その放射能の恐怖にさらされる皆実。
日常生活にもひっそり忍び寄る被爆に怯えながらも、意中の男性に告白される幸せも味わう。
前半はここで終わり、後半桜の国の2部構成で家系と…
一部は結構力が入っていると感じられる悪くない出来。麻生久美子も良かったし。
しかし二部は正直テレビドラマレベル。まぁ―色々事情があったのだろう。
しかし、出来うんぬんは抜きにして全く悲しい話・・・…