文学の香りのする映画、とでも言ったらいいか、新作ではあるのだけれど、昔の映画の匂いがする。
まず冒頭の、老いた主人公が出発するアイスランドの風景がすさまじく、美しいやら恐ろしいやら。
さらにコロナ…
謎めいた旅をする映画は、光ることが多いですが、これもビンゴ。意外なまでに良かったです。びっくり。
観ているあいだ中、ずっと、なぜいま、この物語なのだろうと、不思議に思ってました。アイスランドの小説…
原作未読だけど何故、コロナ禍が舞台なのかとかわかるような対比があって凄く良かった。
ただ回想を交えながら過去と対峙して進むロードムービーとして少し単調な感じもあったかな。
ストーリーとしては全体的に…
このパターンの物語は「型」がとても強い。言い換えると、プロットが全部同じになる。
つまり、このパターンでは「過去の幸せだった日々」と「何かを喪失した現在」が交互に描かれ、最終的に「現在パートで不…
アイスランドのバルタザール・コルマウクル監督による、自国の同名のベストラー小説の映画化。
主人公のクリストファーは、初期の認知症のようで、医者からやり残したことをした方がいいと言われ、娘にも言わず…
原爆が物語の重要な部分にある(はじめに配給会社による注意があるのが小さなネタバレにはなっている)。抗うことができないものによって人生が狂わされてしまう切なさを感じる。予想できる展開は多々あるが、観た…
>>続きを読む日本語は美しくて優しい。
10代の時から知っていたが、主人公クリストファー
(パルミ・コルマウクル&エギル・オラフソン)の話す日本語を聴いて、いつの間にか、不意に泣いていた。
海外に行くと却って余計…
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