黒い雨に打たれての作品情報・感想・評価

黒い雨に打たれて1984年製作の映画)

製作国:

上映時間:90分

ジャンル:

2.7

「黒い雨に打たれて」に投稿された感想・評価

青二歳

青二歳の感想・評価

1.3

このレビューはネタバレを含みます

西城秀樹まさかの好演。
“道徳の授業で使われそう系アニメ”と近しいんだけど、これはジャンルとしては“イデオロギーアニメ”ですかね。冠つけるなら極道反米アニメ。反米アニメとしか言いようがない…後半に至ってはアメリカどころか地球が割れます。すごい。
いやはやさても、さすがゲンプロダクション。日本映画でここまで全力に憎悪を前面に出す映画なんてそうは見ませんよねぇ…対アメリカへの憎悪に絞っても、戦中の映画でもないし、戦後映画に左翼監督多しといえど、ここまではなかなか…
正直な感想は、クドい。申し訳ないけど、これ別の意味で問題作だと思う。これ見ても平和とか核廃絶とか1ミリも考えない。

こういう思いを抱いていた被爆者も確かにいるだろうけれど、どーしたものか…こんな憎悪と怨嗟に満ちたアニメも中々ない。
知人に東京生まれ東京育ちの広島被爆3世の20代がいますが、彼はこんな恨みは引き継いでませんね…
物語は被爆者と被爆2世の話なんだけど、うう〜ん…いや本当に…このアニメは憎しみのエネルギーがすごい作品でした…

割に日本の戦争映画って戦前・戦中は敵の存在感は薄くて、戦後になっても薄いといえば薄い。だから「アメリカ人お断り」とか「ピカを落とした国のくせに!」とか敵への憎しみを描くのって実はそんなに見ない。
もちろん作中に登場する事はあるし、そういうキャラクターは見たことあるけど、全員が全員ここまで憎しみをさらけ出すというのはさすがに見たことない。すごいですよ、最後まで反米です。
平和を訴えているけど、むしろ映画法下のプロパガンダ邦画なんか目じゃないくらい"鬼畜米兵"・"撃ちてしやまむ"という言葉が画面から垂れ流れて来ます。(てゆうか戦中の映画では、敵を悪し様に言うものはあまり無い)

三人三様のヒロインが印象的なんですが、未来志向なのか後ろ向きなのか分からないユリちゃんが一番壮絶ですね…
ユリちゃんには盲目の息子がいます。原爆症による死を予感しているユリちゃんは、自分が死んだら角膜を息子にと考え、死を見つめながら暮らしています。
このパンパンのユリちゃんは死ぬまでにある願掛けを達成しようと頑張っていました。それは米兵相手に千人梅毒をうつすというもので、その記念すべき千人目との仕事を、なんと友人に天井裏から録画させます…
録画するという行為が自分の中でケジメになるからなのかな…?と思ったら、なんと息子に観てもらうために録画したという。死を前にした彼女は、自分の角膜を得て目が見えるようになったら必ず観てくれと遺言を伝えるのでした…
息子に米兵とセックスしてるビデオ見せてどうするつもりなの…ユリちゃんの生き様は口伝えでも伝えてくれる友人たちがいるんだからいいじゃないか…

他にも語り部のおばあちゃんとか、ツッコミたいこと沢山あるけど、Amazonレビューが高評価過ぎてビビりました。みんな憎悪映画に耐性あるんだな…自分はムリです。
ちなみにキャラクターデザインは弘兼憲史。原作とは違う絵柄なのに、とても暑苦しい。
LUKE

LUKEの感想・評価

5.0
これが事実。今でも苦しんでいる人はたくさんいる。被爆国だからこそ考えなくてはいけないこと。
micco

miccoの感想・評価

-

こういう事実も
ちゃんと受けとなきゃいけない。

戦争映画が本当に苦手なのですが
日本の歴史を知るのは
日本人として大切なことかなと
思い、観た作品です。