「女系家族」という、いかにも古臭く、陰湿な響きの言葉通り、時代に取り残された大阪船場の商家の遺産争いを描いた作品。
改正後の相続法を綿密に取材した小説が原作だけに、ドロドロえげつない人間関係描写を…
最初っから最後まで銭の話しかしてません。
銭の話でここまでうねりを効かせてくれるので、山崎豊子先生はやはり偉大です。
若尾さんはここでも艶やかで美しく、あの眉毛とまつ毛を手に入れたくなります。生ま…
父親の遺産相続を巡って起こる女系家族のドロドロでネチネチのあれやこれなのに、それぞれの欲望がビュンビュンに跳ね回り飛び回る様子は刀の出てこない「活劇」みたいで単純にドキドキハラハラしっぱなし。登場…
>>続きを読む美術が綺麗。
俳優もそれぞれ独特な質量感が有り、
格調高さが映画を華やかにしている。
ただ、型が前面に見えるお芝居や
言葉運びは、終始窮屈に感じられた。
物語の展開も緩急がなく、
型通りというか。…