主人公がくるくる変わっていく脚本がまあ分かりにくい。『渇望』でもそうだったけどいきなり主軸以外の話を挿入するから見ててびびる。地獄のような現実を描いているからこそ、手回し式のサイレント映画を見て笑う…
>>続きを読むプロデューサーから、低予算なら好きに作ってよい、と言われ、自分で脚本を書いて出来上がったのが本作。あまり面白いとは思えない、地獄はこの地球だ、という脚本提案も、それで映画になるわけがない。それがオチ…
>>続きを読む私の青春の最初の夢が描かれており、そして結論は、人生は苦悩に過ぎないということなのである――イングマール・ベルイマン
ベルイマン監督第6作。初めてのオリジナル原作脚本であり、初期作の中で特に実験的…
映画と映画内映画の境目がわからないので、誰が映画で演技をしているのか、誰が映画内映画で演技をしているかがわからない。さらに、映写機でサイレント映画を上映することで、複雑さがより一層増す。
後の仮面…
イングマール・ベルイマン監督の創作意欲あふれた映画であり、映像面で素晴らしいシーンがたくさんあるが、物語は観客を悩ませる展開の実験的映画でもある。
映画の撮影現場から始まり、撮影所にポール先生なる…
人生は冷笑的な傑作に他ならない!
ベルイマン監督第6作。映画スタジオに「良いネタがあるぞ!」とやってきたのは精神病院退院明けのジジイ。それは「地球(現実)こそが地獄だ!」といったもの。「そういやそ…