劇場で観て、悪人って誰なんだろう何だろうと頭に浮かんでは消え浮かんでは消え…といった日々を過ごした。
逃避行はお互いを思い合ってのことでもあり自分のためでもあり、この2人だけでなく他の人物にも家族が…
このレビューはネタバレを含みます
遠い昔に一度だけ鑑賞したが、今回映画「宝島」で話題の妻夫木聡の出演作を観たくなり再観賞。
映画「怒り」での演技も素晴らしかったこともあり。
昔観た時よりすごく良かった。
妻夫木聡の孤独で、…
観てて胸が苦しくなる作品です。
人を殺める=悪人。確かにそうなんですけど、この作品ではそれ以上に狡く、または無意識な悪人が多いと感じます。総じて悪人だらけの作品です。
その中で主人公はただ流され…
『国宝』を観て、同じく
原作:吉田修一
監督:李相日
のこの作品を観てみたくなった。
実はこういう雰囲気重めの作品ってちょっと苦手なんだけど、『国宝』が素晴らしかったのと、同じコンビでの『怒り』も…
タイトルの「悪人」――一体誰が本当に悪い人なのか? 普段は表面的に片付けてしまいがちな問いを、別の視点から考えさせてくれる作品だった。
学生時代から社会人になっても続くヒエラルキーでは、上の立場の人…
男を主体としてドラマ展開していく中でその周りを衛星のようにくっつくだけの女性が不幸になっていくのを描かれると観てて悲しくなるしあまり好きな作劇ではないなあと思う。
でも冷笑してないで本気で1人を愛し…
国宝もそうだけど、主体的な女性キャラクターが全然描かれない。テーマや演出、俳優の演技は見応えがあるけど、作品に通底するミソジニーが嫌。閉塞感を抱いて苦しむ若者を描くとき、若い愚かな女性キャラクターへ…
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