実直な兄と粗暴な弟、正反対の性格の兄弟をショーンペンがハードボイルドタッチで描いています。
大好きな俳優ヴィゴ・モーテンセンの出演作品の中で一番好きな作品です。どんどん理由もなく粗暴になっていくヴ…
兄と弟。
自分と同じ兄弟構成なので、こういうのは他人事とは思えない。
真面目な兄。危うい弟。
「リバーランズ・スルーイット」のようだ。
兄役のデビッドモースさんは昔からよく見る顔だが、主役の…
今年の映画じゃないんだけど、今年観た映画でベスト1かもしれない。
そして、フィルマークスに出会っていなかったら死ぬまで観なかったかもしれない。
観終えた後のスッキリとした気分は自分でも信じられない…
ショーンペンは同業者から尊敬を集めてるらしいけど、さもあらんね。なかなか硬派な映画だしヴィゴモーテンセンが効いてる。ニューシネマ的にも思えるその人物造形と、それを活かすザラついた質感の画とかもいい。…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
愛と家族に生きる優しい兄、人生に不満と怒りを抱え続ける問題児の弟。正反対の兄弟。冒頭再会した時もすごく仲良さそうだったし、トウモロコシ畑での追いかけっこも印象的なのに、結果的には正反対の道を選ぶ。畑…
>>続きを読む制御できない自己を抱えたなんかやらかしちゃいそうな弟ヴィゴが普通の時はやたらカッコイイ。不気味だったり怖かったりが堅実で温厚なお兄ちゃんがいるから特に際立っていたカンジ。でもカッコイイ、度々半裸にな…
>>続きを読む時の流れと共に離れ、朽ちていく家族の繋がり、取り残された故郷の風景...変わらぬものなど無いことを知りながら、それでも人は過去の記憶に囚われ、想い出にすがらずにはいられない。
監督デビュー作とは思…
ショーン・ペンの演出は“反復と差異”に基づいている。それは兄の生活を真似ようとしながら本質的な違いのために道を外れる弟という脚本レベルから、父と兄が見る弟の最後の姿がカウボーイであったことと、その…
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