ジャーマン+雨のネタバレレビュー・内容・結末

「ジャーマン+雨」に投稿されたネタバレ・内容・結末

横浜監督の聞けよ!私の雨!それは雑音


脚本監督横浜聡子。 

横浜監督の処女作。

正直に告白すると 

ビデオ屋のジャケ写真に

雑音のような強烈なインパクトを薄々察知。

「ウルトラミラクルラブストーリー」の予習として鑑賞したんですが、

実に素晴らしい持ち味。

「ウルトラミラクルラブストーリー」でもチョイ役先生で出演してます、野嵜好美さん。

家族の不幸が重なり高校にいかず。

ゴリラーマンといわれ職場でつまはじきな野嵜さん。

家には奇妙なフレンド

ガキンチョ三人組がキャッキャッと喚く。

夢は歌手だ。

噂を聞いた友達もなんか相変わらずなゴリラーマンに会うが無表情。

そんな彼女達の予測不能なまるで暗い雨の歌のような日常。

特別ゲストに本作の指針漫画を司るかのようなガロ系漫画の大家、ひさうちみちお氏が絶妙な役で出演。

この映画に流れる雑音のようなフォルムは

痛々しいほどに雑音な印象。

子役のナヨナヨした敬語を使う子供の素晴らしさ

なんだよっあのガキンチョ!可愛いぞー!

横浜監督の子供をリアルに描く姿勢は本作ですでに爆発。

音楽の不思議な音

ラスト予想だにしない展開。

物語の素晴らしいぶったぎりに

横浜監督の素晴らしいフィルムセンスが宿っております。

到底映画キャラになりえなそうな物語。

「ガロ」系ダウナー漫画を映画にしたかのような凄み

才能鋭利な傑出があります!

追記
横浜監督の素晴らしきインディーズ。

新作の予習にはならないとは、思うが、「ウルトラミラクルラブストーリー」の予習心構えには十分なります。

まあ何よこれ!映画なんですが、
素晴らしいマイナスオーラのポエムと展開、音。



新作「俳優亀岡拓次」がひかえている。
見に行きまーす!
絶妙とはこうゆうことなのか。
閉塞された田舎という世界でもがきながらも、常に怠慢な生活がある。好い加減という、ポジティブな意味で表現したいし、かなりエッジだらけになる次作と比べると未完成な部分も多いが、それも味になっている。
ちょうど「心臓抜き」を読んでるのもあるが、ジャックモールのような人物で、何だか愛らしい。精神分析というほどでなくても、トラウマを聞くことで適当な歌詞を書いたりするという発想は面白い。
一見ゆるく見える映画なんだが、凄く後ろに作者の意図が観えてくるし、そこが一層魅力的に見せるのかもしれない。
人のトラウマを知り表現することから、自分のトラウマと向き合い成長する