【再鑑賞】
姓は丹下、名は左膳。
山中貞雄監督の『丹下左膳餘話 百萬兩の壺』のリメイクで、言わずと知れたこけ猿の壺を巡る人情時代劇。
台詞や流れは大体同じ。
傑作のオリジナルをわざわざ作り直す必要が…
【山中貞雄作品のリメイク】
津田豊滋監督作品。約70年前、山中貞雄監督により作られた映画のリメイク。
百万両の隠し所を塗りこんだ壺が、それとは知らずに古物屋に売られてしまったところから始まる騒…
山中貞雄の『丹下左膳余話 百萬両の壺』のほぼ忠実なリメイク。この映画の公開前に開催された京都映画祭での『丹下左膳余話 百萬両の壺』の上映時に併映された欠落部分の立ち回りはこの映画の撮影後に発見された…
>>続きを読む津田豊滋監督はもともとカメラマン(本作でも撮影兼任)ということで、映像の美しさは特筆もの。特に矢場のカラフルな絢爛さは眺めてるだけで楽しい。
セットの組み方までオリジナルに忠実なので、かの大傑作が…
左膳のぶっきらぼうだけど、実はいい奴というギャップのある性格と、腕っぷしが強く頼れるキャラクターが魅力的。
隻眼隻腕に派手な着流しの見た目も唯一無二でかかっこいいし、お藤との関係性も面白い。
コミカ…