国立映画アーカイブで、数年ぶりに観直しました。成瀬は地味だけどやっぱり面白いです。
成瀬巳喜男、1953年の作品。この二年前に撮った『めし』と精神的には続編とでもいえる作品となっている。（『めし』…
２人の妻を挟んだ対決は気まずくていい。これこそ成瀬の表に出さずしての男同士の喧嘩。
三國連太郎が出来すぎた人なだけあって呆気ない終戦後は全体の魅力が半減し何か物足りなさが残ってそのまま丸く収まり終わ…
東宝、モノクロ、夫婦もの
監督、成瀬巳喜男
出演者、
上原謙、杉葉子、三國連太郎
小林桂樹、藤原釜足、岡田茉莉子、豊島美智子、田代百合子
滝花久子、木匠マユリ、立花満枝、広瀬嘉子、三好栄子、中北千枝…
嫉妬心を巡る視線劇に三國連太郎のスケベな視線が似合ってる。最期の餅食って寝に行くところとかも飄々としていて良かった。
同じベンチに座る事で丸く収めてしまう。杉葉子と三國の関係に浮気を疑い見ていた上原…
「女人哀愁」と続けて見たので、その鮮やかな変革が(笑)
GHQさん、ありがとう。上原のおとぼけ、杉の快活さ、三国の
無神経、も名人芸のような絡み合い。出産するか、しないか、の
クライマックスは少し苦…
90分以内って思えないくらい濃密
お互いのことが好きで大切で信頼しているのだけど、ちょっと疑い深くなったり、ちょっとなら他の男と仲良くしてもいいかと思ったり、そのちょっとしたことがこんなに面白いドラ…
ある夫婦と妻亡くした夫の同僚が一階と二階に分かれて同居する。成瀬だから当然の如く同僚は境界線を越えて夫婦の世界に侵入してくる。今回成瀬を何本か観て、直接血縁関係のない家族とか時には他人同士が一つ屋根…
>>続きを読むこれぞ成瀬！という感じがする。役者たちの感情を最小限に抑えた演技、日常に潜むおかしみ(お酌の手が震えているのをバカにする岡田茉莉子！)、倦怠期夫婦の張り詰めた緊張感。
男鰥である三國連太郎の寂れた色…
「めし」の終編ともいうべき作品ということで。
成瀬を見た！という満足感に浸れました。
ほんっとに軽くキャッチーに言わせてもらえば、前半は三國連太郎と上原謙というイケメンに挟まれる女性、、ブリジット…
