人間の條件 第3部望郷篇/第4部戦雲篇の作品情報・感想・評価(ネタバレなし)

『人間の條件 第3部望郷篇/第4部戦雲篇』に投稿された感想・評価

efn
3.8

 第1部第2部と同じ製作とは思えないほどひりついている。
 兵営の最初のビンタから度肝を抜かれる。夜間に叩き起こし1列になった初年兵をビンタで“崩す”。構図においては本来力を持つはずの群衆が階級によ…

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4.5
感想はこちら↓
https://wayfarer.hatenadiary.jp/entry/2025/08/11/230000_1

第三部は、北満に駐留する関東軍初年兵梶仲代達矢を、妻美千子新珠三千代が面会し再会を誓い合うと、初年兵の落ちこぼれ小原二等兵田中邦衛の便所での自殺事件、赤の新城一等兵の国境越え脱走を追走し底なし沼に嵌…

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特殊工人の脱走の責任を取らされ、徴兵されて前線に赴く梶。

上官のシゴキに耐える日々。

奥さんが訪ねてくるし、いい思いもする。
唐突な美しいシーン。

帝国陸軍の名の下にいろいろとひどい。
白衣の…

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優しさは命を削り、命を燃す。『フルメタル・ジャケット』を彷彿とさする、訓練は地獄そのもの。まるで社会を表し、醜き時代を合表している。戦争の象徴というべき。不条理でしかない空間は、最悪。戦いのシーンは…

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無影
4.9

こちらも圧巻。
ひたすら軍ひいては全体主義、軍国主義の愚かさが描かれていました。クソみたいな上官連中の「しごき」が一切国防のための役に立っていなかったり、そういった連中もいざ前線に追い込まれると自分…

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3.3

会いたいと思ってる人には
いつかまた会えるもんさ


今年の正月初め

戦場行く描写よりも
相変わらず
軍隊の組織的理論だとか
組織的いじめだとか
そんなのが中心で
どうしても嫌な気持ちになる

特…

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反戦映画というより、反「(日本)軍」映画と呼ぶ方が正しい。

何せ3時間の映画のうち2時間が日本陸軍内の陰湿なリンチで占められていて、敵と戦うのはラストぐらいで、ひたすら身内とばかり喧嘩している。

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丸の内ピカデリーにて、3本一挙上映。アホな友人が、「俺も梶のように生きたい」と口走ったのに絶句。

“捕虜モノ”だった一部二部に対し、この回は軍内部のパワハラ世界を描いた『真空地帯』みたいなスタイルに変わる。
三部は軍内いじめや田中邦衛の顛末も含め実に重苦しいが、四部では戦車など出てきて気合い入り…

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