“革命”に傾倒する若者たち、否、彼らが魅了されていたのは“革命を起こすという行為”、ただそれだけだったのかもしれない。テロもセックスもすべて彼らの日常でありそれはささやかな爆発だ、自分の思うがままに…
>>続きを読む映画を純粋に楽しむというより、フィルムに刻印された製作当時の熱気を堪能するような一作。テロ活動に勤しむ主人公たちは今となっては全く共感できないけれど、時代を覆そうと本気で考えていた若松孝二監督のパワ…
>>続きを読む本人からすると全くそんな意識はなかったようだが、この時期の横山リエは見事なまでに尖った傑作にばかり出ている。これもその代表格。
四季と曜日で呼び合う革命家たち。半人前=土曜(半ドン)なんてごっこ遊び…
薔薇色ごっこはもう終わり。
革命を志す若者たちは、組織の中で、個人としての立場と覚悟と責任に翻弄される。
女と男の共闘なるか、逃走なるか。
恍惚とは、炎の奥か、火炎の中か。
若松孝二、彼の視点で…
失踪した安田南に代わって横山リエが起用された作品。
冒頭の横山リエの歌唱を聞いて、驚くほど安田南と声質が似ていて驚いた。
なお、Wikipediaによると、2013年のジャズ批評にて「同作のサウン…
学生運動のエネルギーと虚無両方を捉えた作品。マルクス主義に傾倒しながら革命を実行しようとするけど、革命したいだけで目的も必要もないから、残るのはやりどころのないエネルギーを持て余すためのセックスだけ…
>>続きを読む学生運動が精鋭化して革命闘争を夢見る若者たちのドラマ。この頃なのか、パレスチナへ赤軍派を撮りに行った足立正生が助監督だった。革命を目録組織(赤軍派?)の呼び名が月名で呼ばれるが新鮮だった。抽象的な物…
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