貧しい家族のために働き詰めだった少女がチンピラ少年の優しさに触れ…
なんと切ない…たった1日の儚い青春。純粋無垢な関根恵子と不器用で見栄張りな大門正明のやり取りが微笑ましくも哀しい。
あのラ…
このレビューはネタバレを含みます
撮影所の裏山のゴミ捨て場を異星とみなし。アトラク用の廃棄寸前の着ぐるみ同士たたかわせ。まるまる一本の新番組に強引にしてしまった。そこからしょうじる得体のしれないダイナミズム。魔術的リアリズム。あのウ…
>>続きを読む増村は、本作を「青春映画」と呼んだが、あまりにも凄まじい青春だ。
16歳の少女はテレビ組立の女工だ。職場へ母がカネをせびりに来る。その会話の凄まじさは『しびれくらげ』の父子の凝縮のようだ。少女の姉は…
蛸
これに『遊び』というタイトルをつけるのはどうかしてるが、間違いなく傑作。
出血からの緑生い茂る原っぱ、青空、曇天の異常な畳み掛け。硬直し、男の腕に顔をうずめ、腕を重ねる。さらに一緒に背伸びして…
倫理ではなく欲望に突き動かされる未熟な男女のメロドラマ
回想の入れ方やなんでそうなる的な行動の飛躍などスマートではないけど、ある種の過剰さに引き込まれる
ちょっと古風が過ぎる時代感や価値観だけれども…
☆6.0
(熱量1.2 映像1.2 音響1.2 人物1.2 展開1.2)
ダメです、もう完全に増村中毒。
面白すぎて、鑑賞中3回くらい「面白れ〜」と口に出してしまい、エンディングの「完」のあとにも…
親父の内田朝雄はひどいし、蟹江と平泉成の恐ろしさ2度とみたくないと思いながらもみるとやっぱし残酷で具合悪くなる。回想シーンがいちいちねっちり丁寧で、特に泥酔して蛸のおでんを通りがかりのカップルに押し…
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