夜の社交ダンスシーンでようやく到着したことをラズ・デガンの表情で示す→切り返すと既に誰かと踊っていたルーナ・ベンダンディが画面奥から現れ踊りながらアイコンタクトをする→ラズ・デガンに切り返すと体ごと…
>>続きを読む謎を謎のまま放置しさっさと舞台を移動する割り切りの良さ。ブチギレまくるパン屋の彼女、瑞々しい風景と人々の動き。バカンス映画としても見れる。
中盤まで奇跡のような映画だったのが、ラスト数分で急に辛気臭…
「木靴の樹」(1978)のエルマンノ・オルミ監督の晩年の一本。監督は「最後の劇映画」と宣言したが後に撤回。原題は「Centochiodi(百本の釘)」。
ボローニャ大学で大量の書物が釘で磔刑のよう…
このレビューはネタバレを含みます
最初こそは逃亡劇、なぜあんなことをしたのか、ミステリ風でとてもよかった。
しかし掘立て小屋に定住したあたりからテイストが変わり、そっち系の日常を描くのかと思ったら、立ち退きである。これは他所から来…
本来であればこれがオルミにとっての最後の劇映画になるはずであった(と言いつつバリバリ撮ってる、ケン・ローチみたいだ)らしいが、そりゃそうだ、この作品は「全てを捨てよ」と我々に訴えてくる。反知性、反権…
>>続きを読むエルマンノ・オルミ監督が、自身の最後の長編劇映画と公言して手掛けた作品。
イタリアのボローニャ大学。
夏季休暇に入ってすぐ、大量の貴重な古書が太い釘で打ち抜かれているのが発見され、“書物の大虐殺”…