釘が刺された本の山の強烈なビジュアル。
川を遡り、本の中ではなく人生を生きる人々と交流する。
家直す人がどんどん増えていく労働風景に泣ける。その後最後の晩餐ぽくワイン飲むの良いなあ〜。
川や木々や自…
このレビューはネタバレを含みます
イタリアのポー川沿いを舞台に新約聖書の世界を垣間見た気がする。
"キリストさん"と人々は語らう。ワインやパンを手にして。
"キリストさん"は別れを告げる。人々に大切な言葉を残して。
その一つが胸に残…
『書を捨てよ。町に出よう。』
寺山修司の名言が脳裏に浮かぶ作品です。
『木靴の木』でイタリアの豊かな自然、そこに生きる農民の暮らしと切なさを鮮やかに映し出したエルマンノ・オルミの最後の劇映画。
サ…
【寓話】
”キリストさん”と呼ばれる教授、パン屋で働くゼリンダ、村の人々の交流を描く。
ゼリンダが川の土手を嬉しそうに降りていくシーンは気持ちが伝わってくる。冒頭の校内そのものが美しい。全編を通じて…
聖書を元にした大人の寓話。
綺麗で切ない寓話に心がとろけてしまった。
映像の美しさが心に突き刺さってくる。
図書館の事件現場は確かにショッキングなんだけれど、それ以上に芸術を感じてしまう。あのシーン…
21世紀の映画ベストだし、オールタイムベスト。社会を壊し脱した先にある場所の風景と、そこに生きる人々だけで映画を成立させようとしている。川のほとりの崩れかけたあの小屋が映った瞬間、涙が出そうになった…
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