近年のナーメテーター映画では味わえない哀愁漂うヴィゴモーテンセンの暴力
「お父さんが最強殺し屋だった!」
「家族を守るお父さんカッコいい!」とはならず、次第に”暴力”という、どうしたって醜い概念が浮…
情報の小出し感と共に、段階を刻み増幅していく暴力表現が心地良く、シンプルかつソリッドなバイオレンス・サスペンスとして非常に楽しめた。特に、温厚な父親としてのトムと殺し屋としてのジョーイを演じ分けたヴ…
>>続きを読むここ最近、世界情勢的にも改めて暴力と防衛の意味と根源について考える機会が増えている。
これは決して戦争映画ではないし、大勢の群衆同士の攻防というわけではないけれど、暴力の連鎖や小さなコミュニティか…
宇宙飛行士が有重力の地球でペンを落としてしまうように、人は血肉という血肉にまで染み込んだ習性に逆らえない。それが暴力であればなおのこと厄介だ。手に馴染みきったものは尾を引いて、やがて衝動と結びついて…
>>続きを読む犯罪映画大好きなのにこれほど傑作を今まで見逃していたとは…
俺の目は節穴だったか。
本作はヴィデオドローム、裸のランチなど個性的な映像派の鬼才デヴィッド・クローネンバーグが放つ渾身のサスペンスドラ…
傑作です。
削ぎ落とされた構成と計算された演出はシンプルなストーリーを飽きさせる事はありません。
特に、主演であるヴィゴモーテンセンの演技が際立ちます。
同じカットの中で僅かな振る舞いと表現だけ…