自分の穴の中でに投稿された感想・評価 - 3ページ目

寝たきりの金子信雄のイメージしか覚えてなかったが、図々しい三國以外全員不幸のどん底になっていって恐ろしい。可愛らしさゼロのツンデレ（ツンデレもういわないですね）で高飛車で負けず嫌いなプライドしかない…

昼ドラみたい。個人的に東映でのスケールの大きな作品のイメージが強い内田吐夢監督のフィルモグラフィーの中では異色作。そんな彼が日活で映画を撮るのはおよそ15年ぶりとのこと。
石川達三原作。激しく荒々し…

2020/8/14
タイトルに冠した通り、誰も彼もが自分のことばかり。その最たる人が三國連太郎演じる伊原で、未亡人の伸子と彼女の義理の娘・多美子の二人を手玉に取ろうとする。が、根性焼きには笑ったもの…

内田吐夢特集
父は他界し、残された母と兄妹と家
生活も苦しく兄は病気で寝たきりで要看護
医者である伊原(三國)との結婚を勧めるも首を縦に振らない。
自分の娘に結婚を勧めながらも自分は伊原にそそのかさ…

(「没後50年 映画監督 内田吐夢」特集で鑑賞)
好き！と思うパーツ (タミちゃんの衣装すべて、兄さんの枕元のこけし、立体感のある酒場、電車の場面、モダンな感じの音楽など) がいっぱいあるのに、登場…

石川達三原作だけに、登場人物がそれぞれにエゴイスト。
娘と継母を手玉に取ろうとする三國連太郎の女たらしぶり、寝たきりでどこか客観的に物事見てる感のあった金子信雄の後半での凄まじい壊れぶりにゾクゾク。…