自分の穴の中でに投稿された感想・評価 - 2ページ目

『自分の穴の中で』に投稿された感想・評価

その家の主でもあった父が亡くなり、中心が空洞のまま残された子ども(兄妹)と継母、図々しい成功者と頼りないが誠実な男。この五人の愛情や関係性がずたずたに切り裂かれたまま修復されることなしにそれぞれ散り…

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Gocta

Goctaの感想・評価

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主を失った兄妹と義理の母からなる家族が、兄の友人のバツイチ医師との恋愛、京都の不動産の売却資金、兄の病気などから崩壊して行く様子を生々しく描く映画。人間なんて所詮こんなものなのかと思う。面白く観れた…

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うどん

うどんの感想・評価

3.9

11/26@シネマヴェーラ渋谷

オープニングや劇中で流れる曲がサイケ調でカッコいい。

三國連太郎の突き抜けたゲスぶりが最高。
結局彼の一人勝ちだったな...

『マダム』に続き病弱な金子信雄。

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mat9215

mat9215の感想・評価

2.5

空にはジェット機の轟音、主を失った家族の居宅の真ん前ではビル工事の騒音。色気ある未亡人・月丘夢路がイケイケの三國連太郎に刻印する根性焼き。タイトル通り穴の中から登場する宇野重吉。喪服以外は洋装の北原…

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umihayato

umihayatoの感想・評価

5.0

いやぁ〜エグい話っすね〜
「所有」とはなにか。

かつてみんなが逃げ込んだ防空壕も、誰かが所有する土地になり、雨宿りをすれば職質される。
外資系の企業は増え、経済も自国だけのものではなくなり、米軍に…

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ENDO

ENDOの感想・評価

4.0

男性ホルモンの塊みたいな三國連太郎は有望な若手医師。蛙を解剖したての血塗れの手(の甲)で懇ろな看護師の首筋を撫でながら無理やり接吻。婚約話を口実に料亭で密会する月丘夢路には根性焼き。なし崩し的に入り…

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アノ

アノの感想・評価

4.0

前半はしょーもなくて陰鬱な感じがしんどいが、終盤崩壊した一家が豪雨によって無理くり閉じ込められたかのようになる密室劇のテンションの凄まじさに絶句。突然やってくる図々しさの塊のような利根はる恵が意味不…

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このレビューはネタバレを含みます

葬式で始まり葬式で終わる何ともやり切れない話。三國のセリフ「何と言いますか、とうぶんは日本もアメリカの田舎みたいなもんですから」…1955年と言えばもう戦後は終わったといわれ始めた頃ですが、そういう…

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こ

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3.7

このレビューはネタバレを含みます

オルガン?のような不思議な音楽
しあわせってどこにあるのだろうか...と思ってしまうほど皆報われなくて不安になる、救いかと見えた宇野重吉もいなくなってしまうし
人と関わることを諦めたくなってしまいそ…

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このレビューはネタバレを含みます

不可抗力か呪いかはたまた身から出た錆か、不幸にもありとあらゆるものーモノ、人、場所、術をー失ってしまった女は絶望のあまり涙する、のではなく火を焚いて「家」を燃やしてこちらの、さらに向こうを見つめる。…

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