一幕「犯罪大通り」と第二幕「白い男」の二部構成から成る3時間超えのマルセル・カルネ監督作品。長くても見応えがあるので最後まで釘付けで楽しめた。
男を翻弄するガランスと、彼女の虜になる男たち。舞台役…
マルセル・カルネ=ジャック・プレヴェールのコンビだと、『霧の波止場』の方が圧倒的に名作だと思う。本作が古典的なメロドラマとして当時も(現在も)評価されたのだとしたら、まさに『天井桟敷の人々』はその古…
>>続きを読む様々な口説き文句や愛の表現が如何にもフランスらしく詩的で面白い。少なくはない主要な登場人物たちだが、巧妙にストーリーを絡ませつつ単純ではない個性が際立っている。
そしてその誰もが自身に信念や誇りを…