次郎物語の作品情報・感想・評価(ネタバレなし)

『次郎物語』に投稿された感想・評価

下村湖人の原作を清水が脚色。乳母、実母、後妻の愛情と次郎の心情。風景の中の子供。感動的な作品にしている。助監督は石井輝男。

次郎には3人の母が居た。
病弱だったので田舎に預けられ、ばあや(望月優子)に育てられる。
元気になり、小学校に上る前に実家に引き取られ、実母(花井蘭子)や祖母に厳しく躾けられる。
実母が亡くなり、継…

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どんな人間も可愛がる心のひろさ、
金銭よりも、心がまっすぐかどうかが大事

北極星が動かずに、北極星を中心に回るように、人間動かないものを見失ってはいけない。
鮮やかな幕切れ。
日本家屋で展開するドラマを重厚なカメラワークで描写。
子供の成長ものらしからぬ風格のある演出

No.4108

清水宏監督は1903年生まれ、1966年没(享年63)、

小津安二郎監督も同じ1903年生まれ、1963年没(享年60)と、

2人はほぼ同じ人生。

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つよ
3.0

小学校前の男の子。育った家から強引に生まれの屋敷に戻されるけど、育ての親への愛情もあり強情だったりうまくいかず…。
子供時代から波乱万丈。
預けなきゃ良かったとかもう来ないでとか酷いな。
整った顔の…

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3.5

引きの絵が強い。ロケハン班大勝利。とりわけ日本家屋内でのカメラ移動が凄い。床や柱の艶と擦れは一朝一夕では得られないもので、旧家の重みの説得力が増す。
物語は定評あるビルドゥングスロマン。複雑な育ち方…

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こないだ観た『しろばんば』に似とる! 
箱根八里歌ったり、長距離歩くときは途中で服ぬいで置いてっちゃったり。
他にもあった気がするけど忘れちゃった。
3.7

実母と乳母と継母と... 
三人の母への気持ちに戸惑うセンチメンタルI・餓男映画


 昭和初期の文豪下村湖人による教育小説が原作で、映画化だけでも1941年・1955年・1960年・1987年の都…

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3.3

日本映画専門チャンネルの蔵出し名画座にて鑑賞。


幼き頃より女中の一家で育ち、実の母親の家に戻ったと思えば、実の母親が亡くなり、実母の死後に新しい母親と暮らす次郎。また、親切な友達の姉も東京へ嫁ぎ…

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