喪失の先に。死と再生の青き世界。
再鑑賞。
キェシロフスキ監督。トリコロール三部作の一作目。ジュリエット・ビノシュ主演。
交通事故で愛する夫と娘を喪った女、ジュリーの絶望とその先を描いた作品。
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トリコロール3部作は題材が合わないと思い避けてきたが、フランス映画らしく映像や音で感情を表現する。
言葉は最小限であり、そこに見る側の想像力を差し込ませる。
気を抜くと眠そうになる場面もありで、か…
翳りとノイズ、服や上品なブラックアウトといった深い青の中の黒も印象的。そしてラストの8分は本当に美しい映像だった。まさに再生と共に殻を破ろうとする宇宙生命の循環、顔のクローズや写真は物語全体を通した…
>>続きを読むジュリエット・ビノシュがひたすらに美しい。
ロングコートとデニムが素敵。そうそう、シンプルな装いでいいんですよ。
紙をぐしゃっとまるめてそのまま素手で持って行くとことか、ところどころにある大雑把な仕…
「トリコロール三部作」の第一作。
青=自由(liberté)
4年くらい前にTSUTAYAでレンタルした時は、地味だな〜という印象で観るのを途中でやめてしまったけど、今回はちゃんと全部観たし面白か…
なんと芸術点が高い映画なんだろう・・・という知った風な感想が出てきてしまった。
家族を失って夫の不倫も知ってしまったブルーな気分から解き放たれて心が自由(=トリコロールの青)になっていく、ってことな…
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