2000年前後の史劇映画が大好物です。
伝説的な英雄譚と、情緒不安定な妄想少女。ジャンヌダルクを両側面から描いた作品。
悲壮感を漂わせ鬼気迫るミラの演技は鳥肌もの。気負いに震えつつ突き進む魂の咆哮…
わずか19歳という幼い時を駆け抜けた少女
神は御心をジャンヌに示されていたのか
彼女が信じていた事は
とても残酷で残忍な事を呼び起こしてしまった
何が彼女をそうさせたのか
彼女は神をただ信じ疑い…
ジャンヌは思い込みが強く、今で言えば総合失調症を抱えていたのだと思う。幼い頃のトラウマによってそれは一層強くなり、信仰という言葉に変わって彼女の見たいように現実を解釈していく。半ば狂気のように描いた…
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