「二十歳の瞬間は、失われた時は戻ってこない」目を離さずに見つめすぎた --- 過ぎ去りし日々に想いを馳せる。パトリス・ルコントが1950年代を舞台に描く大人のラブロマンスは正直、彼の全盛期の作品に比…
>>続きを読む~香しく匂い立つイヴォンヌ~
登場人物の背景はあまり語られない。自称公爵というヴィクトールの正体はよく分からないし、ゲイで医者のルネ(この前見た「めぐり逢う朝」で孤高の音楽家を演じたジャン=ピエー…
自称伯爵の若い男と駆け出しの女優イヴォンヌとのひと夏の恋。
純愛ではなないけれど、お互い打算目論見がありながらも恋人関係を結んでいく。
セックスシーンがこれほどエロくない映画もそうそうない。なん…
25年前のフランス映画。
主人公の男女は自称伯爵と女優の卵。
官能的且ついかにもフランス的な難解な作品だが、90分と短めなのでサラリと観れた。
この作品の魅力は、ズバリ!イヴォンヌ!イヴォンヌを演じ…
パトリス・ルコント監督による、パトリック・モディアノの小説『Villa Triste』の映画化作品。ロシアの伯爵を名乗るヴィクトールという男性の視点から、ある湖のほとりで出会った女性イヴォンヌとのひ…
>>続きを読む幻のような、夢を、愛してしまった。
或いは、愛していたことそれ自体が、幻だったのかもしれない。
現実から目をそらすように、虚構を愛する。
夢のまま、終わりにすればよかった。
虚しさを忘れるため…