狂信という一要素を除けば、彼らはごく普通の人なのだろう。
それでも彼らは個人としてではなく、オウム真理教徒というレッテルの上からしか評価されない。
マスメディアや警察権力の理不尽さ、そして世間からの…
「見極めよ オウムの真実と嘘」
の一文が、マスコミの作ったオウム信者のイメージが作為的なものであると同時に、この映画もまた1つの主観により作られたものであるということを示唆しているように思えた
マ…
「糾弾されるべきひと」と信頼関係を形成してこういう作品を世に残したことは大きな意味があると思う
社会というなんの救いのないところから宗教に救いを求めて
一部が犯したその教義とはかけ離れた罪のために
…
ドキュメンタリーというものの認識の更新と魅力を感じた。
ドキュメンタリーはドラマと同様虚構でしかなく、前者は現実を材料にフィクションを描き、後者は制作側の頭の中のフィクションを描いたもの。つまりは…
完全に隔離され異様に思える施設のなかに誰もが見慣れた日常の断片が映っていることがありぞっとした。とくに冒頭の子供たちの名札がつけられた歯ブラシや地面に転がったトーマスのオモチャなどは、そこがこちら側…
>>続きを読むずっと見たかった作品。
オウム心理教と社会の関わりに着眼したドキュメンタリー。
評価するのがとても難しいです。
結局彼等のやっていることをどんなに学んでもけして正しいとかは思えない。けれど彼等を否定…
オウム信者は麻原を信じ、警察やマスコミや市民は世論を信じる。不確かなものを信じることの恐ろしさ(確かなことなんてなく、それは全ての人が内包している危うさ)。麻原を信じることと世論を信じることに大差が…
>>続きを読むレビューとは関係なく、個人的に、今このタイミングで見てよかった映画。
オウムと社会の双方の立場を理解して、冷静に荒木氏に切り込んだ質問をする森達也氏も素晴らしい。
マスコミと警察、オウムを嫌う地…