ジャン・ユスターシュにとっての実質的な処女作だろうか。才能のある作家による、初期の短編作品を読んだような印象があり、ゴダールに絶賛されたというのもよく分かるように思う。
1963年と言えば、ジャン…
悪友同士で無職の二人の不良少年が、ナンパした女が一向に靡かないことに苛立って彼女の財布を盗んで逃走するが、その中に子どもの写真を見つけて俄かに罪悪感を覚えて…。「ママと娼婦」で有名なジャン・ユスター…
>>続きを読むパリの若者たちの、仲間ごっこと言ってもいいような日常を切り取った短編。軽い会話や悪ふざけの裏に、どこにも居場所を見出せない焦りが透けて見える。大事件は起きないけれど、沈黙や目線の揺らぎに、崩れやすい…
>>続きを読む横移動の時に物語は動き、止まると止まる。
ナンパ失敗するある一日の男二人組のお話。
シングルマザーの財布仕返しに盗んで走るところのユーモラス。
鏡を見た時のセリフ、ユスターシュなのか寺尾次郎の上手…
将来への希望も見いだせず、女性をナンパすることしか考えていないような自堕落な男性二人組の週末の無為な日常を、モンマルトルのテルトル広場でひっかけた女性との出来事を通じて描いた、ジャン・ユスターシュ監…
>>続きを読むジャン・リュック・ゴダールらから絶賛されたというジャン・ユスターシュの初中編映画。ヌーヴェル・ヴァーグのムードが作中で漂い続ける辺りに監督の交友関係が改めて伺える。作中の映画館にて小林正樹の『切腹』…
>>続きを読む© Les Films du Losange