このレビューはネタバレを含みます
前時代的価値観における狒々爺の光源氏的妄執を美しい胡弓の音色とコケティッシュな少女の視線とで飾り立てた…と言ってしまえばそれまでだけど、海の上という閉鎖空間な波の音、少女の魅力とで見入ってしまった。…
>>続きを読むキム・ギドクの
世界観が
存分に出ている映画
船の上で生活する
少女とおじいさん
船の上という
ふたりだけの世界
あるとき
その世界が少しずつ
崩れ始めてしまう
ギドク作品らしく
少女とおじい…
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海に浮かぶ1隻の船で暮らす老人と少女。老人は少女に恋をしていて、少女の17歳の誕生日に結婚する予定だった。しかしある日、少女は釣り客の青年に生まれて初めての恋心を抱いてしまう。
老人と少女にセリフ…
そもそもの弓占いてのからアバウトすぎるしピンと張った糸のようにって割には緊張感を欠く。とはいえ杓子定規な人道主義を軽々と受け流して激情を抉ろうとするキムギドクの姿勢には清々しささえ漂う。愚かしい独占…
>>続きを読む高校生の頃にみて、おじいちゃんまだ枯れてないの?とそこはかとなく気持ち悪くなったのを思い出した。数年経って今、まだ苦手なお話の1つ。映像綺麗なんだけどストーリーの中に潜む老人の少女への執念めいたもの…
>>続きを読む爺さんの官能小説みたいな話。
美少女を養う爺さんの妄想みたいな話で申し訳ないほどに気持ち悪い(笑)
毎回暗喩が多用されるギドクだけあって、本作も爺さんのムフフな妄想があちこちで擬態化されてるのに気づ…